(左上より時計回りに) 1.とこしえにみどり (フローライト、シェル) 2.葦川 Reed and River (モスアゲート、あこや本真珠、シェル、水晶、スワロフスキー) 3.Chain of Happiness (淡水真珠) 4.智と善意 天に満ちよ 地に充ちよ (水晶、ローズクォーツ、アメジスト、シトリン、 グリーンアメジスト・レモンクォーツ・フローライト) 5.Noblesse Oblige 『伊原木伍朗氏の追憶』より (あこや本真珠、アマゾナイト、シェル、 水晶) 牧 紀子デザインアクセサリー「Lumière リュミエール」販売会 *会期 2010年8月9日(月)~8月16日(月) (午前10時~午後7時30分) *会場 天満屋岡山店1階アクセサリー売場 (岡山市北区表町2-1-1 TEL:086-231-7111) “Chain of Happiness(幸せの連鎖)”と題して、透明感のある天然石や真珠、チェコビーズなどをつかった、幸せを感じるアクセサリーを展示販売いたします。また、今年で創業181年をむかえた天満屋の歴史にちなんだ作品も発表いたします。 どうぞご高覧下さいますようご案内申し上げます。 牧 紀子 いよいよもうすぐになってきました、天満屋岡山店の販売会!! 熱闘甲子園なみに毎日制作にはげんでいるわたしです。 天満屋岡山店のアクセサリー売場の催事用のカウンターはL字型になっていて、すごい広いのです。 何とかスペースを埋められるようにとがんばっています。 また展示スペース自己最高記録更新(T▽T)。。 ありがたいことです。 お盆中ですが、お近くを通られた方はぜひお立ち寄りくださいね♪ 今回のタイトルは、"Chain of Happiness(幸せの連鎖)"。 写真の淡水真珠のネックレスのタイトルでもあります。 実は、写真の作品はすべて、天満屋トリビュートの作品になっています。 きっかけになったのは、このネックレスを4月に制作したことでした。 「碧空 Blauer Himmel」 天満屋倉敷店の担当の方に、こんな作品をつくったんですよとお話したところ、ほかにも天満屋にちなんだ作品をいくつかつくってみてはとご提案をいただきました。 (ちなみに倉敷店のトリビュートが、前回の販売会のDMになっている「倉敷川の滴」です。) 天満屋にちなんだ作品、どうやってつくろう。。 と考えて、図書館に行って借りてきたのが、『天満屋150年史』と、51歳で急逝なさった4代目社長の伊原木伍朗氏を偲んで出版された、『伊原木伍朗氏の追憶』でした。 どちらの本にも超感動(T▽T)。。 初代の伊原木茂兵衛氏が西大寺に天満屋を開いたのは、文政12年(1829年)。 なんと坂本龍馬が生まれる7年前なんです。 大正元年(1912年)、西大寺鉄道の開通を機会に、3代目の藻平氏が岡山に店舗を開設します。 順調に事業を拡大していましたが、日本は戦争に突入し、岡山大空襲により、天満屋も壊滅的な被害を受けます。 4代目社長の伍朗氏は、常に公共の利益を考え、天満屋の再建のほか、岡山の街づくりにも大きな役割を果たした方だったそうで、桃太郎大通りのいちょう並木や、西川緑道公園の整備も伍郎氏の構想によるものなのだそうです。 天満屋のバスステーションは、日本で初めてできたデパートのバスステーションなのだそうですが、この発案も伍郎氏によるもので、当時大変な話題になったそうです。 そのほかにも感動的なエピソードがいっぱい。 今12点のトリビュート作品をつくっています^^ 天満屋は今年で、創業181年。 181年という歴史をつないでみていくと、そこにはものすごく凝縮された、激動のドラマがありました。 江戸時代から現在まで続く天満屋の歴史。 それはそのまま、岡山の発展の歴史というか、日本の発展の歴史を見るようでした。 いまこんなに大きくなった天満屋を、歴代の方々はどんなふうに見ていらっしゃるのだろうって思いながら、作品をつくっていました。 天満屋も、バスステーションも、いちょう並木も、西川緑道公園も、自分にとってはずっと変わらずに「そこにあるもの」だったから、その後ろにある歴史や、つくった方の想いに、考えが及ぶことはありませんでした。 でも、何かがそこにあるということには必ず理由があって、それが続いたり、残ったりしていくということは、必ずそれを誰かが大切にしているからなのだなあって、作品をつくりながらずっと思っていました。 続いていくこと、続けることって、すごいことなんですよね。 わたしもがんばって制作続けます。。(T▽T) 販売会の際には、天満屋トリビュートの作品の展示もお楽しみくださいね♪ こういったお話、知らない方がほとんどだと思うので、ご紹介できてうれしいです。 すごいものって、自分が普段生活している「普通」の中に、実はいっぱいあるものだと思うんです。 それを知ることで、もっと大切に思ったり、価値を再発見したりする。 そういうことを、自分の作品を通じて、ご紹介できればと思っています。 もともと「碧空 Blauer Himmel」も、そう思ってつくった作品でした。 最初つくったのは、ブログを見られた方がすぐお求めくださったので、今回の展示用にまたつくりました。 つくりながら、そういえば今年の終戦記念日は?とふと思ったら、 なんと! 今回の販売会の期間中なんです。 気づいた時には思わず鳥肌が。。 65年前、タンゴが鳴り響いたまさにその場所で、「碧空」を展示することになろうとは、考えてもいませんでした。 これをつくった時には、岡山店での販売会のお話もまだ全然なかったし、日程を決めてくださった岡山店の方もこの作品のことはご存じないので、全くの偶然なんですけど。。 また不思議なご縁をいただいた気がしています。 がんばります!
by songsforthejetset
| 2010-07-31 23:58
| アクセサリー・Lumiere
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