11月号の家庭画報の付録「花の贈り物」にもご紹介されている、花人の赤井勝さん。 銀座三越で駐日大使婦人との装花の展示をなさっていた際に、偶然お話させていただくことができました。 赤井さんはとても丁寧に、会場にいらっしゃるお客様たちにご挨拶なさっていて、わたしとも気さくにお話しして下さり、飾らず親しみやすいお人柄が伺われました。 装花展のテーマは「絆」。 最初の写真は、モロッコ大使婦人ウタコ・アルールさんの、「人を思う気持ち、祈り」を表現された装花です。 伝統的な銀の器に、薔薇やビバーナムティナス、苔などをアレンジされた、とても美しい作品でした。 2枚目の写真は、アメリカ大使夫人スーザン・ルースさんの作品。 シンビジューム、ワックスフラワー、月桃の実、風船トウワタなどをつかった、「手と手を取り合う、協力する事」を表現した作品は、いきいきとした希望にあふれていました。 展示期間中には赤井さんの装花の実演とトークショーも開催されました。 観客の目の前で、赤井さんが装花を活けてくださいます。 トクサやカトレア、蓮や地湧金蓮(チュウキンレン)が魔法のように作品になっていく過程を楽しませていただくことができました。 赤井さんからの呼びかけで、鳩山美由紀さんがご挨拶に登壇なさる一場面も。 各国の駐日大使婦人も会場にいらっしゃり、とても華やいだ雰囲気でした。 7、8年続く駐日大使婦人とのレッスンの中では、国と国とに紛争があっても、人と人は別で、レッスンの中での会話で絆が広がっているのだそうです。 「花は世界の共通語」という精神のもとに、花でのふれあいを大切になさっている赤井さん。 チェルノブイリ4号機やウクライナの病院の子供たちにひまわりの花束を手向けに行く活動や、東北の被災地の子供たちと装花を活ける活動もなさっていて、感動的なお話もお伺いすることができました。 「あたりまえのことは、あたりまえじゃない。 ありがたいこと。」 とおっしゃっていたのが印象的でした。 「自分ができること」で“人と人との絆”、“自然と人との絆”をつなぐ活動を続けていらっしゃることが、本当に素晴らしいと思った赤井勝さんの装花展でした。 (2011.11.07 12:00 家庭画報HPの読者ブログコーナーに投稿させていただいた記事です。) *********************************** 9月に、たまたま銀座三越に出かけていた際に、8階のテラスにお花が活けてあるのが見えました。 とても綺麗だったので拝見していると、男性が花を見ていらっしゃるお客様たちにご挨拶なさっていたので、活けた方かな?と思いお尋ねしてみました。 赤井勝さんというフラワーデザイナーの方で、偶然その日が初日だったのでお会いできたのですが、とても気さくにお話してくださいました。 活けられた方とお話できてとても嬉しかったです。 せっかくなので、お花とご一緒に写真を撮らせていただいてもいいですか?とお伺いしたところ、気軽にポーズをとってくださり、ブログ掲載も快くOKしてくださいました。 赤井さん、ありがとうございました! その後で会場にあったプロフィールを拝見して、すごい方でびっくり!!! そして拝見していたお花が駐日大使夫人がたの作品と知ってまたびっくり。 実はすごい作品展だったのでした。。(T▽T) お花もすばらしかったですが、会場で赤井さんの活動を紹介する映像が流されていて、それは鎮魂のためにひまわりの花束を手向けに行くというものでした。 廃墟の小学校や、一度も開園されていない遊園地、チェルノブイリ4号機、ウクライナの病院の子供たちなどに、ひまわりの花束を捧げられていて、とても感動的な映像でした。 別の日にトークショーが開催されていたので、その際にも聴きに行かせていただいたのですが、去年から訪れていらっしゃるというウクライナでのお話も、とても感動的でした。 チェルノブイリを21年離れずに生活していらっしゃる方をご訪問なさった際、向こうの方が「日本は大丈夫?」と、とても心配してくださっていたのだとか。 また、25年前に、チェルノブイリ原発の作業員をなさっていた方々とご一緒に写真を撮られた際のエピソード。 公園で写真を撮ろうとしていた際、そこでスケートボードをしていた現地の子供たちに、よけるのが嫌だと言われたのだそうです。 それで、チェルノブイリの作業員の方たちと一緒に写真を撮りたいということを説明したところ、子供たちは、 「チェルノブイリって何?」 と、事故のことを全く知らなかったそうなのです。 その言葉に、作業員の方々が涙されたそうです。 赤井さんは心配なさったそうですが、実はその涙は、 "自分たちがやってきたことは無駄じゃなかった" という意味だったのだそうです。 子供たちが今チェルノブイリを全く知らないということは、その被害を子供たちが日常的に感じたり、聞いたりしてきていないということ。 そのことを実感なさっての、当時の作業員の方々の涙だったそうです。 日本も、原発事故の直後から、今も原発で被害を最小限にしようと尽力なさっている方たちがいらっしゃる。 そういった方々が、こんなふうに自分たちの努力が報われたことを実感できる時が訪れることを願ってやみません。 また、当時のチェルノブイリ原発にご主人が勤められていたご夫婦の、仲睦まじい写真もご紹介されました。 当時はキスも堂々とできなかったのだそうですが、25年たった今は堂々とできるとおっしゃっていたそうで、お2人の笑顔が感動的でした。 赤井さんを現地の方々が歓待してくださった際には、長淵剛さんの「乾杯」で盛り上がったのだそうです。 ウクライナの方々もよく御存じなのだとか。 「恋のバカンス」が人気があるのは耳にしたことがあったのですが、「乾杯」もなんですね^^ そんな風に、たくさんの良いお話がお伺いできたトークショーでした。 ちなみに、赤井さんは大阪の忠岡町という「日本一小さい町」のご出身で、名誉町民第一号なのだそうです。 会場には忠岡町の町長さんもいらしていました。 そして、各国大使夫人のほか、鳩山美由紀さんも会場にいらしていて、ご挨拶なさいました。 ご近所のコーヒー豆屋さんでいただかれたコーヒー豆の袋でつくられたというスカートと、赤いサンダルがとてもはつらつとしていました。 ファッションにも、遊び心を持って国際交流を表現しようとつとめられているのがとても伝わってきて、さすが元ファーストレディと感動しました。 こちらは会場で目を引いていた大作。 現代美術のような、躍動感あふれる作品でした。 書きたいこと、他にもいっぱいあるのですが、長くなってしまうのでこの辺で。。 家庭画報のブログでは本当にアウトラインだけ書いているので、いつももっと書きたいのをぐっと抑えています(^^; こちらに来てから、前にもまして書きたいことに毎日めぐりあうのですが、なかなか書く時間がなくてざんねん(T_T)。 今日もこの装花展と同じ場所で今開催されている、石川県の工芸展を拝見していたら、思いがけずNHK金沢の方々にインタビューしていただきました。 東京は、本当にいろんなことにめぐりあう場所なので、とても楽しいです^^
by songsforthejetset
| 2011-11-07 19:57
| 家庭画報読者ブログの記事
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