今日はふと思い立って、映画「シン・シティ」を観に行ってきました。
この前テレビをつけたら、ちょうどミッキー・ロークのインタビューが流れていて、そのずいぶんとワイルドに変わってしまった外見に驚きました。 『ナイン・ハーフ』が大ヒットして、時代を代表するハンサムな俳優になった彼は、ボクサー転身に失敗して以降、相当悲惨な人生を歩んだらしいです。 今人生に望むことは?という問いに、“Smooth sailing”と答えていた姿が印象的で、そんな彼が、13年ぶりにスクリーンに姿を見せた作品が「シン・シティ」なので、これはぜひ観ないと!って思いました。 全編通して、いろんな意味で「カッコイイ」映画でした。 特に最初の5分がとてもスタイリッシュで、一気にひきこまれます。 コントラストの強いモノクロームの画面は、アメリカン・コミックの世界に近づける効果もあると同時に、フリッツ・ラングの「メトロポリス」や黒澤明の時代劇も髣髴とさせる、不思議な感じ。 そこへ現れる、ヘルムート・ニュートンの写真から出てきたみたいな退廃的な美女たち。 そしてそんな画面の中で展開するストーリーは、マチズモ全開のハードボイルド! でもチャンドラーの世界ではなくて、なぜか主役の男性陣がみんな高倉健風味な気が・・・。 白黒なのがありがたかった、ズバズバと人を斬り落とすシーンなども、まるで昔の日本映画の時代劇を観ているようでした。 昔の時代劇の人を斬るシーンには、唖然とさせられるほどショッキングなものがあって、ある意味今のスプラッター映画よりよっぽど怖いのです。。。 ロバート・ロドリゲスってそんなによく知らないのだけど、タランティーノみたいに日本映画マニアなのかな?と思いました。 どちらにしても、監督も出演者も、楽しんで撮ったことが伺える作品でした。 ミッキー・ロークの、特殊メイクでの怪演は、見事に成功してました。 知らずに観たら絶対わからない。。。 昔は線が細いイメージだったのに、すごいマッチョになっているのだけど、トレーニングしたのでしょうか。 これからは、“Smooth sailing”なキャリアを築いて行けたらよいなと思いました。 その他に、デヴォン青木もかっこよかったし、ベネチオ・デル・トロもおいしすぎる役で、やってて楽しかっただろうなあ。。。 あとイライジャ・ウッドもgeek役がはまりすぎです(笑)。 私が男なら、今年のハロウィーンの仮装は、メガネに白い紙を貼ってこれにトライしたいです。 ぜひ誰かやってみてください。
by songsforthejetset
| 2005-10-26 23:48
| 映画
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