毎年文化の日に放送されていた番組「ルネッサンス・時空の旅人」が、今年はなかったです。
年中行事の一つといっていいほど楽しみにしている番組なので、とても残念でした。。。 ルネッサンス芸術&コーヒーとおやつを楽しみながら、窓の外を眺めて、 「今年も秋ね~。」 としみじみするのが、私の秋の風物詩(?)なので、何週間も前からわくわくしていたのですが。。。 来年はあるのかな? 淋しいので、最近読んだルネッサンスつながりの「ダ・ヴィンチ・コード」について書いてみます。 ずいぶん前から話題になっているのに、最近やっと読みました。 感想は、面白かったです!! 暗号に次ぐ暗号、謎解きに次ぐ謎解きで、難解そうに見せて、物語自体は意外に単純で、わかりやすいのです。 登場人物も少ないし、それぞれ個性的なので、推理小説にありがちな、これ誰だったっけ?と迷うこともなく、スムーズに読み進むことができます。 本の内容は、推理小説の部分が3分の1くらいで、残りは中世・ロマネスク&ルネッサンス芸術と、キリスト教に関する部分が占めている印象です。 芸術的色合いを濃くしたところが、全世界で爆発的なヒットを生んだ原因のひとつだと思うし、思ってもみなかった解釈が次々に出てきて、決して飽きさせないのです。 話を詳しく書いてしまうと、これから読む方に申し訳ないので控えておくけれど、物語を彩るキーワードはこんな感じです。 ルーヴル、シオン修道会、聖杯、薔薇、象嵌、紫檀の箱、クリプテックス、騎士、ヴィーナス、暗号、黄金比、アナグラム、フィボナッチ数列、ヴァチカン、金星、ローズ・ライン、そしてダ・ヴィンチ! 手元に西洋美術史の本を置いて、参照しながら読むと、さらに楽しいと思います。 「最後の晩餐」が載っていると特にです。 そして来年には映画版が公開されるらしく、配役を調べてみると、主役がトム・ハンクスとオドレイ・トトゥだったので、ちょっとがっかり。。。 自分の抱いていたイメージと大きくかけ離れているのもあるけれど、この2人の持っている色合いでは、ビジュアル的に地味すぎる感じがします。 物語が落ち着いた色調の中で進むので、ダーク・アイにブルネットだと、どう考えてもパッとしないのです。 特にオドレイ・トトゥの演じるソフィーは、物語の中でずっと“光”を感じさせる存在なので、明るい眼と髪の色であって欲しいなあと思います。 といっても、映画になってみないとわかりません。 トム・クルーズのヴァンパイア役のように「意外にはまってた」という結果になったらいいな。
by songsforthejetset
| 2005-11-03 23:25
| 本
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