秘書の仕事

秘書って言ったら、すごくステキなイメージを持たれる仕事だと思います。
テレビや映画の中でも、賢くて美人でテキパキしてて、って描かれることが多いし。
「秘書」っていう言葉の響きに、憧れを持つ人って多いと思います。

でも、実際に秘書の仕事をされている方や、経験がある人は、きっと「実際の仕事はすごい地味」って言うんじゃないかと思います。

知り合いで秘書に憧れて、転職した女の子がいるのですが、すぐに辞めてしまいました。
理由を聞いたら、
「雑用ばっかりなんです!」
って怒っていました。

そりゃあそうだよ。。。

秘書の仕事って、いわゆる「雑用」がメインかもしれません。
(職場にもよると思いますが・・・)

秘書検定を勉強していた時読んだ本に、「理想的な秘書のありかた」についての記述があリました。
「普段は特に存在を意識されないが、いなくなったとたんに周りが困る」
なのだそうです。
なるほど。。。

「雑草」という名前の草が無いように、「雑用」という名前の用事もないわけで、全部必要な用事です。
つまらない事でも、誰かがしないといけないことは、大切な仕事です。
その辺を一手に引き受けるのが、秘書っていう仕事なのかもしれません。

辞めてしまった女の子は、「かっこいいスーツとヒールで決めた、知的な美女」のイメージの仕事がしてみたかったようでした。
確かに映画やドラマの中ではそうですね。

私の仕事は大学のいわゆる医局秘書と呼ばれるものですが、実際は「お母さん」みたいだなーって思うことがよくあります。
ほんとに地味な仕事です。

それにお母さんが家族から普段感謝されないように、私もそういう存在としか思われていないかもしれません。
感謝されることのない仕事をせっせと毎日こなしていると、大人数の家族の面倒をみてるお母さんみたいな気持ちになってきます。

お父さんに快適に働いてもらえるように気をつけたりとか。
みんなとうまくいってない子には、よく話しかけるようにしたりとか。
部活はがんばるのに勉強はさっぱりのお兄ちゃんに手を焼いたりとか。
みんなにきちんとしなさいって言って煙たがられるとか。
誰かがやった失敗をこっそり片付けたりとか。
よその家に迷惑かけた子の代わりにあやまったりとか。
そして部屋はいくら片付けてもすぐ散らかされます。。。

たまたまここに就職したので、はからずも秘書になってしまったわけですが、やっぱりその仕事をやっていく以上はきちんとやりたいので、秘書検定を受けたりして、自分でも勉強しました。

秘書検定の目指しているのは、「人柄育成」なのだそうです。
だから、秘書という仕事をしっかりやっていくことは、自分の人柄向上のためにも大いに役立つことだと思います。
人の面倒を見る、っていうことは、自分がきちんとしていなかったらできないことなんだなあって、「お母さん」の立場になって実感しました。

こういったことを考えたり、成長する機会を与えてくれている、今の職場に感謝です。
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by songsforthejetset | 2006-05-05 23:50 | 医局秘書(2004.6-2009.8) | Comments(0)
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