・ Charles River
・ Old South Church ・ Boston Public Library ・ Copley Square ・ Trinity Church 翌朝目が覚めると、快晴! ボストンは日本で言ったら、札幌くらいのところにあるので、北の地域特有な澄んだ空の色をしています。 早く外に出たくって、ワクワクします。 岡山よりちょっと寒いみたい。 カーディガンを持ってきていて良かった。 大学に行くY先生を見送って、先生買い置きのパンとかをご馳走になって、いよいよ外へ。 玄関から一歩足を踏み出したとたん、空気が懐かしいボストンの匂いがして、感動。。 どんな匂いって言い表せないし、その匂いを感じたときにしかわからないのですが、ボストンの空気にしかない香りです。 川からの澄んだ風+緑とお日様の香り+清潔なランドリーの香り+αって感じでしょうか。 αは、空気に満ちているポジティブなエネルギーです。 空気の中には、その場に生活する人たちのスピリットが感じられますが、ボストンの空気には、とにかく未来に向けて前進!っていう、健全な若さと、知性がとても強く感じられます。 これと同じ空気は他の都市で感じたことありません。 やっぱり大学や研究機関がたくさんあったりと、知的な環境だからかな? そういう空気を呼吸していると、自分の中にもポジティブなエネルギーが溢れてくるのがわかります。 まずY先生のお宅からすぐそばの、Charles Riverに行くことにしました。 歩いていくと、川からの風が爽やかです。 朝なので、ジョギングしてる人もチラホラしてます。 空を映して青く澄んだ水面と、朝の光に木の葉っぱが光ってます。 なんてきれいなんでしょう。。 昔もこの川沿いの風景が大好きで、スケッチブック持って写生に来てました。 その頃と何にも変わってないのです。 帰ってきましたよー! そのままずーっとそこにいたいくらいでしたが、5日=120hしかないボストンの滞在期間、ここは有効に使わないといけません。。 川沿いの遊歩道をしばらく歩いてから、街中に戻ることに。 昔は他に比べる街を知らなかったので、ボストンの特色がいまひとつピンときてなかったのですが、今歩くとほんとに独特の街並みだなあって思います。 建物は確かにヨーロッパ的、でもやっぱりアメリカなのです。 なんだか不思議。。 レンガ色と褐色砂岩色の建物を眺めながら、Boylston St.にやってきました。 ここはボストン・マラソンのゴールになっているところです。 大通りなので人通りが多いです。。。 石造りのOld South Churchに入ってみました。 街中なのにひっそりした、静かな雰囲気です。 祭壇前には、なぜか1941年から使われたという、鐘楼のホイールが飾られてました。 ステンドグラスがきれいです。。 お向かいのPublic Libraryに行ってみます。 ここにはJohn Singer Sargentの壁画の部屋があるのです。 セキュリティ・チェックを抜けて、ライオンの彫刻が控えている大階段を上がったら、ここにも美しい壁画が待っています。 (これもサージェントなのかな?) サージェントすごい好きなんですけど、壁画は油彩画とはまた違った趣があって、よりミステリアスな感じがします。 ゴールドを多用しているのも、なんだかクリムトを思わせます。 こんな図書館いいなあ。。 ちなみにこの図書館は、アメリカによく見られる、ギリシャ・ローマ調の古典主義の建築を広めた、マッキム・ミード&ホワイトの建築です。 南北戦争が終わった頃、都市の建物は主に煉瓦と褐色砂岩でできていました。 そこにギリシャ・ローマ的なデザインの建築を持ち込んで、大成功したのがこのマッキム・ミード&ホワイトなのです。 アカデミックでモニュメンタルな雰囲気を持った建築は大評判だったそうで、今でもアメリカの公共建築ってこういったデザインが多いなあって思います。 F.L.ライトの建築は、当時としては斬新すぎて、公共建築をほとんど依頼されなかったのですが、その対極です。 ライトも好きだけど、こういうのもけっこう好き。 中庭の回廊に沿って並べられた椅子とテーブルで、皆さんそれぞれの過ごし方をしてくつろいでいます。 新聞を読んでる人、お茶してる人、パソコンで何か仕事してる人・・・。 とっても平和な雰囲気で癒されます。。 私も一休みして、今日の計画を考えて、また出発。 玄関で黒人のセキュリティの女の人に、 「今日お天気よくて良かったね!」 って声かけられて、Copley Squareへ。 ここは街の中の広場で、新旧の建築の対比が美しいです。 ほんとお天気よくって最高! 広場の周りにはマーケットが並んでます。 オーガニックな果物や、はちみつ、石けんを売ってるお店を発見。 こういうのって大好き。。 Summertimeの香りの手作り石けん購入。 スライスの石けんは何個かに1個当たりが入っていて、使っているうちに出てきたら、送ればスライス前のバー丸ごと1個プレゼントだそうです。 当てたい・・・。 海外でも送ってくれるのかな?? 晴れた日の市場ってほんといいですね。 また置いてあるものの色彩がきれいで、見てるだけでうきうきします。 Trinity Church前で、中国人観光客のグループが記念撮影してたので、私も撮ってもらいました。 今回の旅で驚いたのは、中国からの観光客をすごくたくさん見かけたこと! それも皆さんけっこう今風なオシャレしてるのです。 昔の中国人観光客とは明らかに雰囲気が違ってます。 いろんなところで中国語表記も見かけたし、やっぱりどんどん国の経済力がついていってるんだなあって、すごく感じました。 反対に、日本は貧乏になったと思われてるみたいなので、これにもびっくりしましたが。。 アメリカではpower=moneyなのです。 Trinity Churchの中へ。受付のお姉さんによるとツアーでないと入れないそうです。 ツアーだと時間かかりそうなので、ガラス戸越しに荘厳な内部をちらっと覗き見て、地下のショップへ。 教会のショップなのに、雑貨屋さんみたいにいろんなものが置いてあります。 アメリカのお店って、キャンドルやポプリを置いてるところが多いから、すごいいい香りがして幸せ。。 ここの黒人のお姉さんもフレンドリーでした。 天使のメダルをおみやげに購入。 トラベラーズチェックも使えてよかった! 外に出て、この広場の名前にもなっている、John Singleton Copleyの像を撮ってたら、横に映ってる歩いてきたお兄さんが、 「何撮ってるの??(像の名前を読んで)John Singleton Copleyか~、いいね!」 って笑顔で去って行きました。 ほんとに明るい人が多くていいな~。 ちなみにコプリーさん、ボストン美術館にあるこの絵が有名です。あとご本人。 ってこの辺までで半日です。 ドラゴンボール並みの展開の遅さですいません。。
by songsforthejetset
| 2006-10-05 00:29
| 旅
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