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旅日記 その6

・ Landmark Center
・ Emmanuel College
・ Harvard Medical School
・ Harvard Coop
・ Longwood Gallaria
・ Wreckers

朝起きたら、あら、今日はなんだかお天気がよくないみたい。
曇ってます。。
気分ってほんとにお天気に左右されますね。
晴れてるときは街があんなにキレイに見えるのに、曇ってるとなんか淋しい。
今日は大学の頃留学してたEmmanuel Collegeに行ってみようと思ってたので、晴れてないとやだなぁ。。

シャンプーとボディソープのいいにおいをさせて学校に行くY先生を見送って、今日はちとゆっくり外へ。
曇ってると肌寒いカンジです。

旅日記 その6_c0089310_015755.jpg旅日記 その6_c0089310_025284.jpgTの駅まで行くのにNewbury St.を歩いていたら、あ!キティちゃんのお店が。
英語の先生がアメリカでも人気があるって言ってたけど、ほんとだ。。
あとなぜか「おーいお茶」の広告も。
そういえばデトロイトの空港でも売ってた。

旅日記 その6_c0089310_034588.jpgHYNES CONVENTION CENTER/ICAから、GREEN LINEのOUTBOUND(郊外方面に行くTのことです。街の中心部に行くのはINBOUNDに乗ります。)のTに乗りました。
このGREEN LINE、昔いつも利用してたので、ほんと懐かしい。
変わってなくてよかった。

って思い出にふけっていると、あれ?降りる駅どこだったっけ??
・・お隣のLONGWOOD AVE.まで行っちゃいました・・・。

旅日記 その6_c0089310_054085.jpg戻ってくるのにまたTに乗り、やっと目指すFENWAYの駅に。
ここの駅は地上にあってしかも地味なのです。。
でも懐かしいよー。




旅日記 その6_c0089310_064354.jpg駅を降りたところにあるのがLANDMARK CENTERです。
この建物、ずっと昔にSEARS(デパートです)として使われていた、アール・デコ調の美しいビルディングなのですが、私が昔近所に住んでた頃は巨大な廃墟になっていて、ホームレスが住みついてたりして、夜なんかほんとに危なかったのです。
取り壊しも検討されたそうですが、何年か前に改築保存が決まり、今はショッピングセンターやオフィス、Harvard Medical Schoolの一部とかに使われてます。
すごい風格のあるビルで大好きだったので、大事にされててよかった。
昔は入れなかったけど、中に入れるよ~(T_T)。

中は全く新しくて、2階には食事するとこがあったりして、普通のショッピングセンターみたいになってました。とってもキレイ。
外にあるSTAPLESっていう文房具屋さんに入ってみました。
広~い!
やっぱアメリカのお店は広いな~。
ほんとにアメリカにいると、「物がいっぱいある」豊かさを感じずにはいられません。
文房具大好きなので、ついファイルとか手帳とか見てしまってて、時間を忘れちゃう。。

外に出て、Emmanuel Collegeに行こうと思ったら、この辺の道路も新しくなってて、すごいキレイになってます!
なんか地域が栄えてる(変な言い方?)感じで嬉しい。

旅日記 その6_c0089310_083525.jpgTのFENWAY駅から徒歩5分のところにEmmanuel Collegeがあります。
ちなみにEmmanuelっていうのはシルビア・クリステルではなく“神様の子(イエス・キリスト)”っていう意味です。
変わってないわ~。


旅日記 その6_c0089310_024492.jpg住んでたSt. Joseph Doom(寮)の横を歩いてると、地下のランドリーからの甘いお洗濯の香りが、昔と同じに漂ってきます。。

Emmanuelのキャンパスに入ると、おおっと男子学生です!!
私がいた頃は女子大で、最近共学になったのです。知った時にはぶったまげましたが。
新学期が始まったところなので、学生がキャンパスに戻ってきています。
やっぱ大学の雰囲気っていいわ~。

旅日記 その6_c0089310_010362.jpgなんだかあっちこちの建物がキレイになっていたり、新築されたりしていて、微妙に変わってるのですが、雰囲気は昔と全く変わらない。
Administration Buildingっていう、教室やオフィスがある建物に入ってみたら、匂いも昔と同じです。
一瞬で昨日に戻ってしまったみたい。

マグか何かグッズを買おうかな?って大学のCoop(生協)を覗いてみたけど、そんなに欲しいものがなかったので、チラ見しただけでした。

旅日記 その6_c0089310_0115221.jpg旅日記 その6_c0089310_0124014.jpg途中チャペルに寄ってみました。
カトリックの大学なので、大学の中にチャペルがあるんです。
静謐な雰囲気で落ちつくのと、祭壇がすごく綺麗なのです。
ここではコンサートとかもたまに開かれて、聴きに来てたりしました。


旅日記 その6_c0089310_013383.jpgチャペルの外で、大学の職員っぽい年配の女性にお会いしたので、以前留学生の英会話の授業を担当されていたシスターM(坂本美雨じゃないです・・)がまだいらっしゃるか尋ねてみました。
名前の発音がよくわからなかったので、日本から持ってきていた、私が大学を卒業する時にシスターがお祝いに送ってくださったカードを見せたら、わかってもらえました。
「あなたこれを15年間も持ってたの?!」
ってすごいびっくりされた。そりゃ持ってますよ。。

お部屋に行ったら、今散歩に出られているのことで、1時半からだったらお会いできるとのことでした。
案内してくださった方が、
「シスターの予定表には”surprise”って書いておきますからね!」
っておちゃめに笑ってくださいました。
あとこの職員の方が、美術のK先生のところにも連れてってくださったのですが、ちょうど不在で、夕方には戻ってくる予定とのことでした。

先生方に会いに行っても、もしかしたら覚えていらっしゃらないかもしれないなと思って、留学してたときの写真をいろいろ持っていってたので、それをそこにいた方たちに見せたら大騒ぎに。
「見て!!!彼女こんなに若いわ!!」
「これ生まれたばっかりの○○先生のとこの子でしょ!?この子はもう高校生よ!!」
「彼の髪型、今と全然違う!!」
すごい盛り上がりです。。持ってきてよかったなあ。

今日は1時から、Y先生とお友達といっしょに、Emmanuelのカフェテリアでランチする予定になっていたのですが、Y先生から預かってた携帯電話で連絡を入れて時間をずらしていただきました。
忙しいのにすみません。。

旅日記 その6_c0089310_0174871.jpgそれから学内をいろいろ歩いてみたり。
図書館に行ってみたら、昔の雰囲気はそのままで、中はコンピューターが入って、現代仕様になってました。
みんなのんびりくつろいだり、勉強してます。
ここの図書館の雰囲気って大好きで、よく勉強しにきてたのです。
PCがあったので、ちょこっとhotmailだけチェックしてみたら、関空でメールした、スイスのお友達からの返事が届いてた!ほんとメールって便利です。
時間がないのでちらっとだけ読んで、シスターに会いに。

行ってみたら、まだ前のアポイントの方がお部屋にいらっしゃいました。
どうやら学生さんの相談をされているみたいです。
終わって、出てこられた懐かしいシスターの顔を見たら、もう涙がボロボロ出てきて大変です。
おまけに鼻水まで。。
この時以外にも、Emmanuelにいる間中、私はすごいセンチメンタルになってしまってて、やたらと涙が出て大変だったのです。年かな??

「まあ!!!なんてうれしい”surprise”でしょう!!」
ってシスターもすごい喜んでくださいました。
昔の思い出話をしたり、シスターが教えた今までの留学生の写真など見せていただいて、昔と変わらない穏やかなシスターの雰囲気が心地良かったです。
私の後輩で、同じこの大学に留学した女の子がいるのですが、国際結婚して今スウェーデンにいるって聞いてびっくり!!
メールアドレス教えていただいたので、またメールしてみよう。

シスターに見送られて、Y先生とお友達が待つカフェテリアへ。
これも建てなおされて、大きなカフェテリアと体育館、スポーツジムが入っているビルになってました。
学外者も$7くらいでいくらでもごはんが食べられます。

いくら取ってもいいので、私は大学の頃は毎回何度もおかわりに行っていて、カフェのおじさんに「また、君?!」って顔を覚えられるほどだった。
日本からの留学生はあっちの食事をあんまりおいしくないって言いますが、私は大好きで、周りに引かれるくらい毎日モリモリ食べてました。
それで太るかっていったら反対で、ストンと一気にやせて、今までで一番体重も軽かったと思う。
アメリカにいると精神的にフリーな感じがするので、それでストレスがなくなってやせるのです。
今回の旅行でも、ストレスフリーで食べて歩き回ってたので、やっぱしめっちゃやせました。
日本に帰って3週間でまた元に戻りましたが。。

旅日記 その6_c0089310_019187.jpgカフェはちょうどランチタイムが終わったところで、よそってくれる人たちがいなかったので、中に入って勝手にサンドイッチとか作って、楽しい~♪
パサパサしてておいしいフライドライスとか、ハムとかチーズとかいっぱいとってテーブルへ。
あら!!他の皆さんはあんまりとってません!!女の子として常識的な量です。。

旅日記 その6_c0089310_0215723.jpg私すっごい意地きたないですね。。
しかもこれは序の口で、この後おかわりに行く気満々だったのですが、皆さんこれでフィニッシュみたいだったので、わたしもやめておくことにしました。後ろ髪引かれつつ。
みんなあんまり食べないのね。。


実は私、もともとすごい大食なんです。さすがにこの年齢になるとそうでもなくなったけど。。
体にいい食べ物をいっぱい食べて、たくさん動くっていうのが健康に一番いいんじゃないか?って気がします。
食べすぎは良くないけどね!

旅日記 その6_c0089310_0292173.jpgY先生たちとHarvard Medical Schoolへ。なんと建物がEmmanuelのお隣なのです。
たまたま働くようになった今の職場がHarvard Medical Schooとつながりがあって、うちの先生方が研究に行かれてるのですが、それが自分が行ってた大学のお隣っていうのも不思議な縁だなあって思います。
これがなかったら、Bostonにもこうやって遊びに行くことってなかったんじゃないかと思います。
遊びにおいでって言ってくださったY先生にも感謝!です。

ビジター用の名札を受付で作ってもらって、Y先生が研究しているラボへ。
すっごく新しくてキレイです!さすがはHarvardですね!って思いました。
うちの大学のR学部(建物がとっても古い)の先生とか、この設備を見たら泣くかもしれません。。
実験とかもしやすそうです。いいなぁ。。
Y先生のボスのT先生は、うちの教授と仲良しで何度か研究室に来られたりしたので、私もお会いしたことあります。
お話しにやってきてくださったので、皆さんとも一緒にワイワイ。
うるさくってすみません。。
日本で知り合いの方と海外でお会いすると、なんだか嬉しさ倍増します。

ラボを後にして、Harvard Coopに行ってみました。
ここは生協というか、大学のストアです。Harvardのグッズとかもいろいろ扱ってます。
H.G.Thoreauの”Walden”の一節が書いてあるマグネットを見つけました。
これ、他でも見つけたのですが、また出あったので、縁があるなあって。
Bostonへの旅行を考えた時に読んでいたのがこの本でした。

何でも、自分の目の前に繰り返し出てくるものって、「あなたにはこれが必要ですよ」っていう人生からのサインであることが多いのです。
(これ最近何度も見て気になるな~。)
って思うようなものは、何であれキャッチしておいたほうがいいです。

“Go confidently in the direction of your dreams !
 Live the life you’ve imagined”
この言葉もそのうち必要になるのかな??

レジにいた年配の女の人も、「私もこれ好き!」ってニコってしてました。
こっちの人って、買い物一つするにも声かけてくれて、フレンドリーでいいなって思います。

子供用(大人用だとでっかい)のHarvard Medical Schoolのパーカーがセールになってたので、試着させていただくことに。
レジの女の人がカギ束を持って、試着室に連れてってくれます。
「あら、どのカギかわからなくなっちゃった!ちょっと待ってね!」
「大丈夫!私もいつもそうなんです(笑)。」
必要なカギが肝腎なときに見当たらないのは万国共通です。。

旅日記 その6_c0089310_0395356.jpgCoopを出て、道を渡ったところのLongwood Gallariaへ。
ここはお隣の病院ともつながっていて、中にFood courtがあるのです。
よく中華のファーストフード食べにきてました。フライドライスとか大好きだった。


旅日記 その6_c0089310_032035.jpgのどが渇いてたので、ベリーのスムージーを買ったらこれがまた巨大でした。
これ全部一度に飲める人っているの??
おいしかったけど。。



旅日記 その6_c0089310_040347.jpg外に出て、夕暮れのBlookline Ave.を歩いたら、昔は治安がすっごい悪くて道路の敷石もデコボコだったのが、すっかりキレイになっていました。
緑も増えて、道路沿いも整備されててすごくいい感じです。
ほんとよくなっててよかった。


お昼会えなかった美術のK先生に会おうと、Emmanuelのキャンパスに戻ったら、あら!お昼にSr.Mに会った時にお世話になった職員の方とまた偶然バッタリです。
お礼を言ったら、彼女が今読んでいる、日本に長く住んでいたアメリカ人が書いた本に関して質問されました。

「”a-to-gaki”ってどういう意味?なんて発音するの?」
「それは作品の最後にその作品に関して著者が解説するもので、“あとがき”って言います。」

何でも、彼女が読んでいる本の著者は、その”あとがき”で、その作品を書いた時の状況について、よい事も悪い事にも触れていて、それは「いつでもポジティブなことがいいとされていて、自分のネガティブな面に関して話したがらない」アメリカ人にはないことなのだそうです。
それで彼女も何なのか気になっていたらしく、私も文化の違いに感心。

「明日、その本の著者がEmmanuelに講演にくるのだけど、よかったら聴きにいらっしゃい。彼は日本の話もすると思うわよ。」
って言ってくださいました。

もともと、旅行の目的のひとつに「何かレクチャーを聴く」っていうのがあって、Harvardとかで一般の人でも聴ける講演がないかって、旅行前にネットで探してたのです。
運悪く滞在中にこれといったのがなかったのですが、やっぱり求めれば道は開けるです。。
でも明日の予定がはっきりしないし、可能だったら行きたいですってお返事しました。

絵のK先生がいるかなー?って、超低速のエレベーターで最上階のArt Departmentに行ってみました。
エレベーターを降りたとこのギャラリーには学生さんが。
美術専攻だった私がほとんどの時間を過ごしたって言っていいほど、ここにはよく通いました。
油絵のオイルの匂いが懐かしい。。
K先生のお部屋をのぞいてみたら、やっぱり不在で残念。。

デッサンをした、イーゼルが並ぶスタジオに入ってみました。
日本では石膏像とか静物のデッサンが主だったのですが、ここではほとんど人体デッサン、それもヌードデッサンばっかりでした。
それまでヌードデッサンをしたことなかったので、最初はすごいびっくりしましたが。。
そのうち男性のモデルさんと1対1でも気にしなくなるくらい慣れました。
あの頃はいっぱい、ほんとにいっぱい絵を描いたなあ。。

男の子がいたので、写真をとってもらって、ちょっとお話したら、なんとここの先生でした。
あとギャラリーにいたのも学生さんではなくって先生で、しかも日本人の方までいました!
私がいたときに日本人の先生なんていなかったよ。いいなあ。
すごくみんな感じよかったです。
この自由なアートっぽい雰囲気の中に私ももう一回帰りたい。
K先生に会いにきた話をして、先生のベビーの写真を見せたらまたもや大受けです。ほんとこれ持って来てよかった。。

外に出たら、もう暗くなってました。
今日はY先生とAVALONっていうライブハウスにWreckersのライブに行く予定なのです。
とりあえず一旦荷物を置きにY先生のお家までTで戻って、今度は手ブラでまた出発。
Y先生から連絡があって、TのKenmore駅の近くで待ってますとのこと。
よく考えたらライブハウスってIDチェックあるんじゃないの?って思って、ID取りにまた引き返して、パスポートのコピーを探したけど、ない!
クレジットカードの写真付きので代わりになるかなー?

すぐ場所がわかるつもりでいたのですが、夜だしこの辺久々なのでちょっと迷って、待ち合わせの時間に遅れてしまい、行ってみたらY先生がいない!
あら~、困った!って思ってたら、あっちからY先生がやってきました。
私が迷ったと思って探してくださってたみたいです。すいません。。

ライブハウスのAVALONに着いて、結局IDチェックありませんでした。なんだ。。

Wreckersは、女の子のデュオ・グループで、Michelle Branchが参加してるのです!
職場の先生がファンなので、CDお借りして聴いたことありますが、こんなことならもっとちゃんと聴いとくんだった。。

旅日記 その6_c0089310_1273165.jpg演奏はもう始まってて、フロアも人でいっぱいです。
なんとこっちのライブって、フラッシュなしなら写真もビデオも撮影OKなのです!!
これはびっくりしました。カメラ持ってて良かった♪

旅日記 その6_c0089310_1283466.jpgせっかくなので前に前に・・・って、そんなにギュウギュウではなかったので、けっこう近いところまで行けました。
わ~い近いよ~♪

旅日記 その6_c0089310_1303737.jpg


ガンガンのロックではなくって、カントリーっぽい感じで、バックにもバイオリンが入ってたりしました。
普段ロックってそんなに聴かない私でも、いいなって思う曲があったり、2人ともとっても綺麗だった。
特に金髪の女の子のほうは、テキサスとかの美人コンテストで優勝しそうな、典型的なアメリカン・ビューティーで、目の保養になりましたよ。

目の前に、熱狂的なMichelle Branchファンの豪快な酔っ払いの女の子がいて、すっごいごきげんで1人しゃべりまくってて、まわりがけっこう引いてました(笑)。
そしてそれを「何なのかしらこの人!?」ってキレそうになってる隣の優等生っぽい女の子2人組がいたりして、そんなのを見てるのもまた面白かったです。

ライブが終わって、Y先生はまだお仕事が残ってるので、ラボに帰るそうです。
大変ですね!気をつけてくださいね~。

Y先生と別れて、またTでお家まで帰りました。
深夜なのに、全然気にせず帰れるなんて、ほんと嬉しいです。

こんな感じで3日目も過ぎました。
あっという間だなあ。。
by songsforthejetset | 2006-10-21 23:42 |
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