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映画「男と女」とモンテカルロ・ラリー


映画「男と女」とモンテカルロ・ラリー_c0089310_1634100.jpgモンテカルロ・ラリーを好きになったのは、映画「男と女」を観てから。

わたしがはじめて「男と女」を観たのは、1991年の冬でした。
きっとベタなラブロマンスだと思って、何の気なしにビデオを借りてきて観たのですが、予想を完全にくつがえされました。

衝撃的にすばらしかった。

クールで、情緒があって、スピードと音楽があって、ロマンティックで粋な、ほかに比べる作品がないくらい独創的な映画でした。


映画「男と女」とモンテカルロ・ラリー_c0089310_132495.jpg観終わってからもう一度、またもう一度、翌日家に帰ってからもまた、という具合に、「男と女」の映画の世界から抜けられなくなってしまったくらい。

ビデオを買って、繰り返し毎日見ました。
今までに100回以上観ています。
でも何回見ても、見るたびに新しい発見があるのです。

わたしにとっては、ほんとうに特別な映画。
その後の人生が変わってしまったくらい、自分の中の世界を変えた映画でした。


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当時はまだインターネットもアマゾンもなかった時代。
サウンドトラックのCDが日本になかったので、パリまで行って買ってきたのが右下のCDです。
手に入ったときには夢のようでした。




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これもパリで買ってきたスチール写真。

主役のジャン・ルイ・トランティニヤン。







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こちらも主役のアヌーク・エメ。

女神のように美しいのです。
わたしの20代の憧れの人。




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これもパリで買ってきた、メトロの壁に貼る用のポスター。

上にあるのが普通の雑誌なので、
巨大です。

わたしはコレクターではないけど、好きだから、「男と女」に関するものが自然に集まった感じです。


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こちらもパリで買ってきた、クロード・ルルーシュ監督の自伝。
しかしオールフランス語なので読めません(笑)。





映画「男と女」とモンテカルロ・ラリー_c0089310_241360.jpgいちばん最初に「男と女」を知るきっかけになったのは、この右の雑誌、1984年のスタジオ・ボイスでした。

「男と女」にも出演し、あのあまりにも有名なテーマ曲を歌ったピエール・バルーと、高橋幸宏さんの対談がのっています。

当時わたしはYMOの大ファンで、この高橋幸弘さんとピエール・バルーの対談を読んで、映画も見ないうちに、その世界に強くあこがれていました。


映画「男と女」とモンテカルロ・ラリー_c0089310_2281318.jpg2004年に、ピエール・バルーがライヴで岡山にいらっしゃったのです。
わたしがこの映画を大好きなことを知っている知人が、なんとご本人と会わせてくださいました!
この本やレコードのサインはその時いただいたもの。

"憧れの映画の登場人物が目の前にいる"ことが感無量だったのと、緊張してほとんどお話できませんでした。。

「男と女」は、1966年のカンヌ国際映画祭のグラン・プリを受賞した映画。
弱冠29歳の無名の映画監督クロード・ルルーシュが、わずか6名の撮影スタッフで、たった21日間で一気に撮り上げた映画です。

監督・製作・脚本・撮影・編集をひとりでこなしたルルーシュ監督のスピード感あふれる映像は、これ以上考えられないほどの完成度だと思います。

主役のジャン・ルイ・トランティニヤンは、この作品のために猛特訓を積んで、実際のモンテカルロ・ラリーに出場し、その車に撮影機を担いだルルーシュ監督が乗り込み、ラリーを戦いながら撮影を行ったのだそうです。

モンテカルロ・ラリーの他に、ル・マン24時間レースの実際の映像などもふんだんに織り込まれている映画です。

すごく詳しく解説なさっているサイトです。
http://www3.ocn.ne.jp/~zip2000/homme-femme.htm




こちらは途中に出てくる、サーキットでのテスト走行のシーン。
この場面大好きです。
情緒あるスピード感、その世界に情熱を注ぐ男の人たちのロマンが感じられて、こういう世界っていいなあと思って、いつも見ていたシーンです。
フランシス・レイの音楽もすばらしい!

この映像は画面の横幅が縮小されていますが、実際はもっとステキです♪




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これは「男と女」の同じスタッフとキャストが、20年後に集結して撮った作品、「男と女Ⅱ」のパンフレット。
この作品も本当にすばらしい!
20年前の前作を振り返りながら、でもまったく違った現代の作品に仕上がっています。

なんとなく、今回の角地・吉田ペアの30年ぶりのモンテカルロ・ラリー出場にも通じるものを感じたりします。
 
"人生とはレース・トラックのように同じ場所を何度も通り過ぎ、そしていつの間にか誰が先頭に立っているか、わからなくなってしまう。
人はまさにゲームかレースのように生きている。"

というのは、ルルーシュ監督の言葉。

いよいよ30日にはラリーの幕があきます。
本場のラリーに触れることができるなんて、まだ信じられません。

もうすこししたら、自分がこの世界の中にいる。
ドキドキします。

ipodシャッフルにはもちろん、
「男と女」のサントラがスタンバイ完了!!

同じ風景を見てこのテーマを聴きます。
嬉しいな♪
by songsforthejetset | 2009-01-29 03:26 | Rallye Monte-Carlo
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