モンテカルロ・ラリー・ヒストリックへの道 The Power of Dreams   People  

I went France and Monaco from 1/30 to 2/6, for to join the support team of car No.122(KAKUCHI Isao & YOSHIDA Takehisa), the Rallye Monte-Carlo Historique 2009.

In 1979&80, Mr.KAKUCHI&Mr.YOSHIDA entered the Rallye Monte-Carlo. But unfortunately they retired in the middle of the Rallye. "to finish the Rallye"had been their dreams.

c0089310_573066.jpgこれは1979年のモンテカルロ・ラリー初出場のときのお2人です。

右が37歳の角地功男さん、左が30歳の吉田武久さん。

素敵な写真ですね!

共に本田技研工業の社員だった角地さんと吉田さん。
角地さんは、鈴鹿製作所で安全運転関連の業務に携わりながら、チーム鈴鹿という工場内のレーシングチームに所属し、日本アルペンラリーなど有名なラリーで何度も優勝なさっていました。
吉田さんは福岡のホンダの出先機関でサービスの仕事をしながら、九州のラリーに出場して優勝されるなど活躍なさっていました。

角地さんが福岡に転勤になったのをきっかけに、お2人は意気投合し、1979年、1980年のモンテカルロ・ラリーに2人で出場されたのだそうです。

両年とも、残念ながらファイナルステージの手前でリタイアすることになってしまったのですが、リタイア時の順位は、79年は40位、80年は45位だったということが、主催者側の記録に残っていました。
当時の参加車両は約280台だったそうなので、お2人の成績は大変優れていたということになります。

数多くある世界選手権のかかったラリーがある中、モンテカルロ・ラリーを選んだのは、わたしと同じ動機で映画「男と女」。
映画を観て本当に出場してしまうってすごいです!!
うらやましい。。

「男と女」は、角地さんが結婚前に奥様と観た、初めての映画なのだそうです。
監督のクロード・ルルーシュの撮り方がお好きだった角地さんは、封切りでこの映画を観て、
「オレこれに出る!」
と奥様におっしゃったのが、角地さんのモンテカルロ・ラリーへの参加のきっかけだったそうです。
かっこいいですね!

c0089310_544213.jpg現在の角地さん(67歳)と吉田さん(60歳)です。
30年の時を越えて、
ラリーに挑む。
素敵ですね!

そして、今回のラリーのサポートとメカニックを現地で担当してくださった、フランス在住のフィリップ・ララネ(Philippe LALANEE)さん。

フィリップさんは、このシビックをラリーのために蘇らせた、現在の持ち主でもあります。

ラリー中、フィリップさんのサポートとメカニックを、ドライバーのお2人がいつも絶賛なさっていました。
ここにいてほしい、と思ったところにいつも先回りして待機してくださっていて、すべて完璧に計算してサポートしてくださったのだとか。
いつも冷静沈着で、ドライバーに対する心遣いもすばらしく、フィリップさんのサポートあっての完走だったそうです。

フィリップさんとホンダの出会いは、1968年にさかのぼります。
お母さんに連れられて学校に行っていたフィリップさん。
毎朝その通学路を、当時フランスで"リトル・フェラーリ"と呼ばれていた、1台のホンダS800が走リ抜けて行きました。
少年だったフィリップさんは、そのレーシングカーのようなエンジンの音にとても感動したそうです。

大人になって、60~70年代のアルファ・ロメオやポルシェに乗っていたフィリップさんは、メカニックにも興味を持ち、ヴィンテージカーのレースを通じてホンダS800の愛好者グループに所属し、ホンダのクラシックカーをコレクションされるようになり、"クラブ・ホンダS800N&Z・フランス"の会長も務められたそうです。

これは日本の車好きな方のHPにフィリップさんが寄稿されたもの。
http://www.mmjp.or.jp/60srace/ClubHondaFrance.html (日本語)

クラブ・ホンダS800N&Z・フランス  Club Honda S800 N&Z France
http://pagesperso-orange.fr/clubhondasnz/index.html

ホンダのクラシックカーのエンジンは、レーシングカーのエンジンに近いそうで、そこがフィリップさんの一番好きなところなのだそうです。
しかしS800のエンジンのレストアは大変難しいのだとか。
昨年新しくつくった、"クラブ・ホンダ・クラシック"は、1964年から1980年までのクラシック・ホンダのレストアをする人のサポートのためのクラブなのだそうです。

クラブ・ホンダ・クラシック  Club Honda Classic
http://www.club-honda-classic.fr

※フランス語のHPは、Google翻訳の「ウェブページを翻訳する」にアドレスを入力すると読みやすいです。
http://www.google.co.jp/language_tools?hl=ja
 フランス語→日本語 だと、かなり無理目ですが、大意はわかります(^^;
 フランス語→英語 にした方が、英語が読める方は断然わかりやすいです。


そして、角地さん・吉田さんとフィリップさんを結びつけたのは、熊本で医師として働きながら、自動車の低燃費記録に挑戦し、6枚のギネス記録認定証保持者の"燃費男"、宮本滋さん。
http://ecohokuyo.web.fc2.com/nenpiotoko.html
http://response.jp/issue/2007/0624/article96107_1.html
今回のラリーのスタッフ、マリーさんのお父さんでもあります。

宮本さんは学生時代から写真と自動車がお好きで、1978年に医師国家試験終了後に行ったヨーロッパ旅行でモナコグランプリを観戦されたのが、サーキットで観た初めての自動車レースだったそうです。
この時、一観客ではなく、パドックやピットの中へ入れる立場になろうと志されたそうです。

1982年ドイツのニュルブルクリンクサーキットで草レースを観戦時に、ドイツ・ホンダS800クラブ会長のミハエル・オルトマンと知り合い、ヨーロッパのホンダのスポーツカーのオーナー達の活動をホンダの広報誌に投稿されるようになったそうです。
その後、ヨーロッパのモータースポーツや自動車イベントの写真と記事を、「カーグラフィック」や「カーマガジン」等に寄稿するようになり、ご本人も車の低燃費走行でギネス記録に挑戦されるなど、現在も精力的に活動をなさっています。

かねてから親交があったフィリップさんと、角地さん・吉田さんを結びつけたのが宮野さん。
このプロジェクトの実現まで、3年間を費やされたそうです。


c0089310_7172893.jpgこんな熱い方たちの関わった今回のラリーが、素晴らしいものになるのはもっともですね。

ちなみに今回の番号、No.122は、1979年の出場の時と同じ番号なのです。
出場前のエントリーの際、モナコ・オートモービル・クラブに行って、同じ番号をいただいたのだだそうです。
素敵ですね♪
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by songsforthejetset | 2009-02-26 07:22 | Rallye Monte-Carlo | Comments(6)
Commented by naruya at 2009-02-26 08:55 x
色々な人の出会いがあり、願いがあるときに
夢はかなうのですね。
そんな場にいあわせたmaki@makiさんがうらやましいですね。
Commented by songsforthejetset at 2009-02-26 20:01
ありがとうございます!
いちばんよかったのはお2人が完走されたことでした。
わたしが参加させていただいたこともですけど、本当にミラクルでいっぱいのラリーだったのですよ。
そんな皆さんのことを、こうやって書かせていただけるなんて、とっても幸せです。
Commented by マリーのパパ at 2009-02-26 23:05 x
モナコ自動車クラブも122番というゼッケンをくれて、粋な計らいをしてくれましたね。「粋」をフランス語で表現すると、「エスプリ」ですかね。
Commented by songsforthejetset at 2009-02-28 00:08
ほんとにそうですね!
同じ番号をいただけるって、すごいことですよね。
ラリー中も日本ではまずないような、フランス龍の粋なはからいっていろいろ感じました。
公道でラリーをしていること自体がすでに粋ですよね(笑)。
Commented by Hasshan at 2009-03-23 22:15 x
初代シビックのWebサイトに書き込みをありがとうございました。
国を越えて、人や車を通じて心意気を感じますね。
初代シビックはパーツの供給がなく、私達が海外のシビックオーナーに役立てることも稀にありますが、それ以上に私が北米や欧州の仲間に助けられています。
今度その助けてもらったパーツを活かして、日本クラシック協会のサーキットイベントで走行します(富士ジャンボリーというイベントです)
思わぬキッカケで海をこえてありがたさを味わうことができ嬉しいです!
Commented by songsforthejetset at 2009-03-24 21:38
こちらこそ、コメントありがとうございます!
そちらのウェブサイトのことは、ドライバーの吉田さんから教えていただきました。
フィリップさんとのラリー後のやりとりを通訳させていただいていたのですが、ぜひ初代シビックのウェブサイトをフィリップさんに教えてあげて欲しいとのことでした。
お知らせしたところ、とても喜ばれていました!!
車を通じて、海外の方と助け合ってつながれるというのもすばらしいですが、それ以上に、年月と国境を越えて、こんなにも愛される車を作った日本の自動車産業が素晴らしいと思いました。

富士ジャンボリー、検索してみたら来月なんですね!!
がんばってください!!
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