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岡本常秀さんのガラストップで制作した作品 in 天満屋岡山店


岡本常秀さんのガラスをつかってつくらせていただいた作品を紹介します。
8日まで天満屋岡山店で開催中の、秋冬ハンドメイドガラスアクセサリーフェアで見ていただけます。

これから冬に向かってタートルネックを着られる方が多くなるので、すべての作品に、通常よりも長めの7cmのアジャスターをつけました♪


岡本常秀さんのガラストップで制作した作品 in 天満屋岡山店_c0089310_17232191.jpgBEAU REVAGE ボー・リヴァージュ 美しい浜辺

水晶、淡水パール、チェコビーズ


岡本さんのガラスは、金銀の箔をつかった、とても繊細で美しい模様が特徴です。

これは、「フェザー」というシリーズ。
鳥の羽のような、フィレンツェのマーブル・ペーパーのような、墨流しのような綺麗な模様。

美しいブルーの規則的な線が波のようで、夏に行ったニースの浜辺を思ってつくりました。

岡本常秀さんのガラストップで制作した作品 in 天満屋岡山店_c0089310_215056.jpg

これはいちばん長くしたところ。

いちばん短くしたら、トップ部分が胸の上あたりにきます。

キラキラして、透明な水を思わせる水晶と、銀色に輝くチェコビーズ。
グレーの色合いが上品な淡水パール。

美しいネックレスになりました。





岡本常秀さんのガラストップで制作した作品 in 天満屋岡山店_c0089310_17245197.jpgHoliday in Monte-Carlo モンテカルロの休日

アラゴンナイト、シトリン、ベネチアンビーズ、メタルビーズ


エミリオ・プッチのデザインみたいな模様と、グリーン・ゴールド・オレンジのコンビネーション。
60年代のジェットセッターを思わせる、しずく型のペンダントトップです。

その存在感を、さらに大ぶりのデザインにして際立たせました。


岡本常秀さんのガラストップで制作した作品 in 天満屋岡山店_c0089310_21104074.jpg
ゴールドのベネチアンビーズ、大小のシトリン、キラキラのロンデルやメタルビーズで輝きを加えています。

モナコにクルーザーでバカンスにやってくるような、上品でリッチ、華やかな女性の胸に似合いそうなネックレスになりました。

これはいちばん短くしたところ。
いちばん長くすると、トップが胸のところにきます。

クリームイエローのアラゴンナイトとシトリンが、社交的で華やかな印象です。
トルコブルーの服に似合いそうな色合いです♪



岡本常秀さんのガラストップで制作した作品 in 天満屋岡山店_c0089310_1725262.jpg初春 HATSUHARU

淡水パール


まるで備前焼のような質感をもったガラス。
でもその奥に不思議な透明感を湛えています。

これから目覚めようとする命をたくさん抱いている、雪解け後の大地のような。

まだ開く気配のない、固い蕾のような。

春の色をいっぱいに内包した、桜の木の皮のような。

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角度によって色を変える、ラスター彩のような鈍い光は、本格的な春に向かう前の、まどろんだ午後の光のようです。

これから春に向かう、「はじまり」の気配を感じる作品になりました。

素朴だけれど、上品なネックレス。

いちばん長くしたところがこの長さで、あと7cm分短くなります。

冬の光に似合うネックレスです。



岡本常秀さんのガラストップで制作した作品 in 天満屋岡山店_c0089310_172799.jpgJaponesque ジャポネスク

オニキス


赤と白の地にうっすらと金が浮かんだ、とても日本を感じさせるガラス。

漆黒のオニキスと合わせて、外国の方が憧れる日本のイメージのような、ネックレスをつくりました。

いままで黒ってつかったことなかったのですが、今回の岡本さんのトップと合わせると、肌にとても美しく映えるのです。


岡本常秀さんのガラストップで制作した作品 in 天満屋岡山店_c0089310_19333298.jpgとても日本女性に似合うネックレスだと思います。

いちばん短くしたところがこの長さで、いちばん長くすると、胸のあたりにトップがくる長さになります。

身につける日本の伝統美をイメージしています。



岡本常秀さんのガラストップで制作した作品 in 天満屋岡山店_c0089310_1756341.jpgWien, 1900  ウィーン、1900年

スモーキークォーツ、淡水パール


世紀末のウィーンのイメージでつくりました。

このガラスのトップを見た時に、オーストリア美術館の分離派館に展示されている、クリムトの「ベートーヴェン・フリーズ」を思い出しました。

普段わたしがあまりつかうことのない、シックな色合いのスモーキークォーツや、メタリックな青緑の輝きを持った淡水パールと合わせました。

岡本常秀さんのガラストップで制作した作品 in 天満屋岡山店_c0089310_1891986.jpgこのトップは特に大きかったので、大粒の石を合わせました。

大粒の、キラキラと輝くスモーキークォーツは、淡水パールのシックな色味と引き立て合って、とても上品なネックレスになりました。

これはアジャスターをいちばん大きくしたところ。あと7cm分短くつけていただけます。
(トップが胸のところくらい)

パーティーシーズンに、シンプルな服にも主役級の輝きを与える、大人の女性に似合うアクセサリーになりました。




岡本常秀さんのガラストップで制作した作品 in 天満屋岡山店_c0089310_18204720.jpgPeacock in Heaven 楽園の孔雀

ガーネット シトリン チェコビーズ


孔雀の羽根のようなガラスのトップ。
まるで楽園に住む鳥を思わせます。

鮮やかな緑色の大粒のガラスビーズや、ガーネットやシトリンといった、はっきりした色の天然石を合わせています。


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角度によって輝きの色を変える、さまざまな色のチェコビーズを添えています。

実物は写真よりももっと華やかな色をしていて、パーティーなどでも目立ちそうなネックレスです。

これはいちばん長くしたところ。
いちばん短くしたら、華やかなトップがちょうど鎖骨の下のあたりにきます。

華やかな女性に。



岡本常秀さんのガラストップで制作した作品 in 天満屋岡山店_c0089310_18305472.jpgJupiter's Dream 木星の夢

シェル フローライト チェコビーズ


このガラスを見た時に、おお~!木星!!って思いました。

ネックレス部分を地味にしてトップを目立たせようかとも思ったのですが、ぜっかくなので美しい輝きのシェルやフローライトと合わせてみました。

暗い紫のフローライトは、永遠に続く宇宙の深い闇のよう。


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宇宙の闇の中に、虹色に光るシェルの星や、鈍いゴールドの輝きを持ったチェコビーズの星たちが浮かんでいます。

フローライトにはところどころ、緑色やグレイの部分があって、遠い宇宙のかなたの光のように神秘的です。

これはいちばん短くしたところで、いちばん長くするとトップが胸の上あたりにきます。



岡本常秀さんのガラストップで制作した作品 in 天満屋岡山店_c0089310_2012184.jpg生まれる前の記憶

フローライト シトリン チェコビーズ


表面は「初春」と似ている、このガラスのトップ。
よくみると、パープルからグリーンの、美しいグラデーションになっているのです。

そのガラスの不思議な色を眺めていると、意識の底にある、自分が生まれる前の記憶の中に戻っていくような、そんな印象を受けました。

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深い深い、水の底の中に降りていくように、生まれる前の記憶をたどる。
そして自分をみつける。

そんな思いを、さまざまな色の石を重ねることで表しました。

キラキラとしたチェコビーズの輝きは、時そのものの輝きを思わせます。

これはいちばん長くしたところ。
いちばん短くすると、トップが胸の上あたりにきます。



岡本常秀さんのガラストップで制作した作品 in 天満屋岡山店_c0089310_20133739.jpgRed Cross 赤の十字架

黒曜石(オブシディアン)


赤に特徴のある、岡本さんのガラス。
このトップも、まるで焼物のような、こっくりとした深い赤を湛えています。

あらわれている十字模様がストイックで美しいので、ロザリオ風につくりました。

黒いオニキスだと強すぎたので、もう少し柔らかい色みの黒曜石をつかっています。



岡本常秀さんのガラストップで制作した作品 in 天満屋岡山店_c0089310_20373154.jpgJet Set Lounge ジェットセット・ラウンジ

マザー・オブ・パール 


印象的な赤のサイケデリックなガラストップ。

乳白色のマザー・オブ・パールと合わせて、60年代の空港のラウンジでくつろぐ、ジェットセッターのオシャレな女性がつけているようなネックレスをつくりました。

ジェットセットという言葉は、60年代エアライン・テイストを思わせる、わたしが大好きな言葉です。
このブログのタイトルにもなってます。

最近になって、いろんなところでよく聞かれる言葉になってきたので、なんだか嬉しいです♪



岡本さんのトップをつかってつくらせていただいたのは、この10点と、シンプルなチェーンだけのものを1点、チェーン部分にすこし石を足しているものが2点、合計13点です。

いつもの作品と違って、びっくりされている方もいらっしゃるかもしれませんね。
わたしもびっくりしました(笑)。

ずっと、日本の伝統工芸を感じさせるものをつかって、アクセサリーをつくってみたいと思っていたので、日本美術的な美しさと、西洋美術的な美しさを兼ね備えた岡本常秀さんのガラスで制作することができて、とても嬉しかったです♪

岡本さんの作品と、デパートっていう場所を考えてつくると、自然とこうなりました。
ここで買ってくださる方はどんな方かな?とか、どんな場所につけていかれるだろう?とか、考えながらつくらせていただきました。

岡本さんの作品自体が、金・銀の箔をつかったものなど、とても華やかで、ジュエリーのような美しさを持っているので、どうそれを引き立てるかを考えました。

そしていちばん大切なことは、つける方が美しく見えるか、これをつけて幸せに感じてくださるかどうか。

それがアクセサリーのいちばん大切な役割だと思うのです。
毎日の生活を輝かせる、「光」のようなもの。

そんなふうに考えながらつくると、どんどん自分の意外な面が引き出された感じがします。

岡本常秀さんのガラストップで制作した作品 in 天満屋岡山店_c0089310_20423640.jpg自分では思いもつかない色合わせや、バランスが生まれました。
すごくうれしい。

こういった機会をいただいて、本当にありがとうございました!

お近くまでお越しの際には、ぜひご覧ください。

天満屋 岡山店
秋冬ハンドメイドガラスアクセサリーフェア
■11月1日(日)→11月8日(日)
■1階 アクセサリーイベントスペース
by songsforthejetset | 2009-11-04 20:30 | アクセサリー・Lumiere
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