こんにちは。
街をゆく女性の、爽やかな白いパラソルが目にまぶしい季節になりましたね。 皆さまもお元気でいらっしゃいますか? この季節、たくさんの人でいつも賑わっている場所があります。 それは、図書館! 夏休み中のお子さんたちから、涼みがてら読書に来ている大人たちにとって、何時間でも過ごせる図書館は、まさに”夏のオアシス”ですね。 わたしも図書館をよく利用します。 でも、ある日、読んでいる本がいつも同じようなものばかりになってしまうことに気づきました。 図書館には、ありとあらゆる世界が描かれている本があるのに、自分が訪れる世界はいつも同じ。 それではあまりにもったいないと思いました。 でも、自分が知らない世界の本を読んでみようと思っても、知らない世界は自分にとって「存在しないもの」なので、自分が何を知らないのかがわかりません。 そこでわたしが考えたのは、こんな読書法です! 1. 図書館に行く前に、図書館の棚の配置図をなんとなく思い浮かべてください。 2. あてずっぽうに、(図書館の2階の、東側の窓から歩いて3番目の本棚の、上から4段目の棚にある本の、右から数えて3冊目!)というような感じに、本がある場所を具体的な数字で特定します。 3. その本の場所を記した、言葉の地図を持って、図書館へ。 4. 地図が示した場所にある本を発見! ※たとえそれがどんな本であっても、必ず全部目を通してください。 いかがですか? この読書法で重要なのは、行く前にどの本を読むのかをきっちり決めて行くことと、どんな本であっても必ず全部目を通すことです。 なぜかというと、本当に、今までそんな本があるなんて思いもつかなかった本と出会うことになるからなのです! ・今まで知らなかった郷土の偉人の伝記、 ・農家の方が読む専門誌、 ・軍事用語の辞典、 ・スワヒリ料理のレシピ本、 ・演劇の理論の本、 ・外国語の本! 全く内容がわからなかったり、全く興味を惹かれなくても、一応全部に目を通してください。 その一冊との出会いは、偶然であっても、自分の心が導いたもの。 未知の世界の存在を知ることは、自分の中に新しい世界がひとつ誕生すること。 ぜひお試しくださいね。 ************************************* ツールアシスト発行のニュースレター"Ca・et・La(サエラ)"2010年8月号に書かせていただいたエッセイです。 って、忙しさにかまけているうちに、1年近くエッセイをブログでご紹介するのがずれこんでしまいました。。 すみません。。 ちょっとがんばってハイスピードで更新してみよう。 この読書法、すごく楽しいので、ぜひみなさんやってみてください! なにしろ、 え?!これ? って思うような本に毎回当たります(^^; でも、そんな本を読んでみると、なんと、自分がずっと疑問に思っていたことの答えが書いてあったりすることもあるのです。 以前、探し当てた棚に会ったのは、分厚い「戦略・戦術用語辞典」! こ、これですか。。orz と思ったけど、こんな機会でもないと絶対読むことのない本だったので、読んでみたところ、けっこうおもしろかった^^ そして、「坂の上の雲」を読んでずっと疑問に思っていた、海軍と陸軍の統率力の差について、その本に、原因は「言葉」にあると解説されていたのをみつけて、すごく感動したのを覚えています。 (その時の読書メモより) 明治20年にメッケルが来日し、陸軍に戦術に関する「言葉」を与えたが、うまくいかなかった。 それは、日本語の冗長不明瞭性と軍用語としての不適格性のためと、もともと陸軍が言葉による「教義」ではなく「主義」に重きを置く傾向にあったため。 その言葉による感覚の違いのために、日本陸軍はドイツ兵学の本質を取り入れそこねてしまった。 メッケルが言いたかったのは、「きちんと定義された言葉を用いて論理的な思考過程を踏み、直感ではなく論理分析的に本質を把握せよ」という戒めだった。 メモはもっともっと長いんですけど、納得したエッセンスはここでした。 本当に、「坂の上の雲」読んでいて、なんで??って思う場面がいくらもあったのだけど、なんだかこの本を読んだらスキっと納得できた気がしました。 もちろんいろんな面からの見方があるのでしょうけど。。 こんなふうに、どんな本を読んでも、必ず何かの発見があります。 すごく楽しいのは、専門の雑誌^^ 絶対その分野の方しか読まないような雑誌は、内容もですが広告が特に面白い。 農業の雑誌とか読んだら、ビニールハウスのシートが1ロール何円とか、普段知ることのないような知識を得られます。 あと、その分野にいる方しかわからないような特有の感覚も、専門誌を読むとなんとなく伝わってきます。 この分野の方たちにとってはこういうことが大事なんだとか、こんなことが大変なんだとか。 そういうこと自体が、いままでに自分の中になかった世界をひらくことにつながります。 その中から、自分にとって役に立つものを取り入れたらいいと思うのです。 発見したことや感動したことをわたしはメモにとっていて、この上のメモが書いてあるノート一冊だけでも、約50冊分の本のエッセンスをまとめたものになっています。 もちろん普段は忘れてしまっていますが、脳科学的にいうと、そういったものはちゃんと自分の中に蓄積されていて、何かの拍子にポコっと出てくるのだと思います。 (さっき「ホンマでっかTV」で池田先生もそうおっしゃっていた。) そして多分、そういったものがベースになって、作品ができていたり、こういったエッセイが書けているのだと思うので、地道な努力は無駄にならないって思うのです。 努力というか、自分が楽しいからやっているのですが、その楽しむことが一番大事かなと思います。 読むことがお好きな方、新しい世界と出会うのがお好きな方、ぜひぜひ、試してみてくださいね☆
by songsforthejetset
| 2011-09-21 22:35
| 連載エッセイ
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