こんにちは。秋も深まり、本格的な冬の気配が感じられる今日この頃、皆様もお元気でお過ごしですか? 秋といえば芸術の秋、読書の秋とも言われますね。 今日は皆さんに、19世紀イギリスのロマン派の詩人、ジョン・キーツの詩の一節をご紹介します。 “Beauty is truth, truth beauty,”―that is all Ye know on earth, and all ye need to know. 「美は真であり、真は美である」―これは地上にて 汝らの知る一切であり、知るべきすべてである。 この言葉のように、「美」に触れて理解することは、私たちの人生にとても大きな意味を持つことです。 なぜなら、わたし達が人生で何を選ぶかは、自分が持っている美しさの基準によるからです。 美しさの基準は、人それぞれ違っていますが、一方、誰にでも、いつの時代にも通じる、普遍的な美しさというものがあります。 それは自然の美しさであったり、 芸術であったり、 家族や親しい人を大切に思う心であったり、 歴史を尊ぶ心であったり、 夢に向かうひたむきな情熱であったり、 美しいものを美しいと感じる素直さであったりします。 「普遍的な美しさ」というのは、言ってみれば、 「輝きを放つ善のかたち」のようなもの。 そういった、普遍的な美しさを理解する心をはぐくむには、自然の美しさや、美術、音楽、工芸、映像、舞台、文学などの芸術や、美しいものにたくさん触れることが大切です。 自然の美しさは、地球が作ったものだし、芸術は、人の心の美しさが形になったもの。 そういったものを、素直に美しいと思う心が大事なのだと思います。 人は、自分と同じ美の基準を持っている人とつながるものです。 普遍的な美しさを基準として持っていると、より多くの人と、善意に基づいたつながりを持ちやすくなります。 また、他人に配慮する想像力があれば、その場その場に自分を合わせるということができるので、つながった人が安心して自分のテリトリーに誘うことができます。 結果、色々な場所に顔を出し、新たなつながりを得て、自分の世界をさらに広げることができます。 想像力をはぐくむには、自分がいろいろな経験をすることと、幅広く読書をすることが大事です。 人は本を読むことで、その内容を「自分の経験」として学習するのだそうです。 いろいろなことを、私たちは正しいか、間違っているかで判断します。 だけど、善悪の判断は、それぞれの事情や置かれた環境、人や時代によっても変わってくるものです。 一方、心で感じる「普遍的な美しさ」は、いつの時代も変化しないものです。 大切なのは、美しいことを貴ぶ気持ちと、想像力。 それは、いつの時代も、誰にとっても、幸せへと導いてくれる星となって、輝き続けるものだと思います。 ************************************* ツールアシスト発行のニュースレター"Ca・et・La(サエラ)"2010年11月号に書かせていただいたエッセイです。 久しぶりに読み返してみて、書いた文章は忘れているのですが、書いた内容はしっかり自分の中にインストールされているって思いました。 美しいものを素直に美しいと感じること、普遍的な美を尊重すること、これは自分の軸にもなっていることだと思う。 でもわたし、この文章を書いた時より今のほうがずっと子どもに近づいています。。 今は考えるよりも感じることのほうが主流になっているみたい。 どんどん単純になっていっています(^^; 毎日毎日、きれいだなあと思うものに出会う。 そして、同じものをきれいと思う人とつながる。 なんだかその繰り返しで人生が進んでいっている気がして、それは本当に有り難いことだと思うのです。 同じものをきれいと思ってくださる皆さまに感謝です(^-^)。
by songsforthejetset
| 2012-09-22 00:30
| 連載エッセイ
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