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弘前とのご縁:弘前城三の丸 備前町に暮らした宇喜多家家臣たち

昨年夏の弘前の旅で、これもまた驚きのご縁がありました。

弘前を訪ねる前、レストラン山崎の山崎さんから、ふと、弘前と宇喜多家はなにか関係があるのか尋ねられたのです。

岡山と青森とは離れているし、そういった話は聞いたことないし、特につながりはないはずと思い、とりあえずインターネットで検索してみました。

そうしたらなんと!

宇喜多家の家臣が住んでいた場所が弘前にあると知ってびっくり。
こちらのホームページより 備前宰相残影

関ケ原で敗れた西軍に属していた宇喜多家。
その宇喜多家に仕えていた家臣の中に、関ケ原の後、はるか津軽に渡り、弘前の津軽家に再就職した方がいらっしゃるそう。
住んでいた場所は備前町と呼ばれていたそうです。
初めて知りました。。

そのことを山崎さんにお伝えしていたところ、色々と調べてくださり、わたしが弘前にいる間に、弘前藩の歴史に詳しい方とお会いできるようにしてくださいました。

「奇跡のりんご 木村秋則物語」を拝見した後、山崎さんとご一緒に弘前市立図書館へ。
弘前藩の歴史を研究していらっしゃる福井先生とお会いしました。

山崎さんはお仕事があるので、ご紹介してくださった後レストラン山崎へ。
わたしは福井先生から、弘前の宇喜多家家臣についてお伺いさせていただきました。

福井先生が関係の資料をたくさん準備していてくださり、その中に1676年に弘前藩が作成したものを元にした、弘前城の図がありました。

こちらは現在の弘前城の案内図ですが、お堀や門の位置などほぼそのまま保たれているので、昔の地図とほぼぴったり重なるのです。

お城の外堀と中堀の間には、家臣たちのお屋敷があったそう。
備前町は、その東南の場所にあたる区域の名前だったのだそうです。

この写真でいうと、今の弘前城植物園があるあたりになります。


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ちなみにお話をお伺いした弘前市立図書館は、お城の下のPの字があるところなので、すぐそこでした!

ドキドキ。。

弘前の津軽家では、慶長14年(1609年)に宇喜多家の旧臣の渡辺作右衛門、久保田数馬らを召抱えたのだそう。

これは、関ケ原で敗れて改易(大名がお城や領地を没収されること)となった西軍の大名の家臣が、その後多く浪人となったという背景があるからなのだそうです。

中央の政治や慣習に詳しく、優秀な家臣を召抱えることは、藩にとっても心強いこと。

関ケ原では東軍についた津軽家でしたが、本来は豊臣秀吉、石田三成を崇敬していたため、石田三成の子供たちを保護したり、館神というお城を守る神様として、豊臣秀吉の像を祀っていたりしたのだそう。
戦国武将ゆかりの地を巡る 津軽為信

弘前城の本丸を臨む場所にある、館神跡。
なんだかキュンとします。。


弘前とのご縁:弘前城三の丸 備前町に暮らした宇喜多家家臣たち_c0089310_2453193.jpg



宇喜多家の家臣たちがお屋敷をいただいていた備前町と呼ばれた場所は、弘前城内の三の丸の、上級藩士が住む武家屋敷地だったそう。

宇喜多家の家臣が、弘前で手厚い待遇をいただいていたことに感動でした。

一方、古くからの家臣団と新しい家臣団の間には争いもあり、宇喜多家旧臣の船橋半左衛門が発端となり、船橋騒動という大きな事件も起こっています。

宇喜多家の家臣が、はるか離れた津軽に渡ったことや、こうした事件についても、わたしはそれまで全く知らなかったので、本当に驚きました。

何百年も前に、備前を離れ津軽へ移り住んだ宇喜多家家臣たち。
冬は寒かったでしょうね。。(T-T)

弘前で、新天地を求めて挑戦した宇喜多家家臣の足跡に出会えたこと、本当に感動でした。
山崎さんと福井先生に感謝です。

家臣の屋敷の場所や名前も書いてある弘前城の図の中に、確実に元は宇喜多家の家臣だったと現在わかっている屋敷は5軒あるのだそう。

関ケ原から70年以上経っているので、本当はもっと多かったのかもしれません。

そしてなんと!!

宇喜多家家臣だったかどうかは記録に残っていないけれど、図の中に牧という屋敷があったのです。

まさかここで牧が出てくるとは思わなかったので、本当に驚きました。
先生も、牧という人が来ると聞かれていたら、図の中にも牧があったので驚かれたそう。

その牧さんの名前は、牧只右衛門(ただえもん)重清。

牧只右衛門重清さんについては次回(^-^)/









by songsforthejetset | 2014-05-14 02:45 | つれづれ
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