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「ニューヨーク1997」

日曜の昼下がり、TVをつけたら『ニューヨーク1997』という映画が始まったところでした。

監督は、B級っぽさがこの時間帯にぴったりな、ジョン・カーペンター。
制作されたのが1981年なので、映画の中では1997年は「近未来」の設定です。

犯罪発生率が400%(どんなんだ)を越えたアメリカでは、マンハッタン島を巨大な犯罪者収容所にして、囚人を隔離しているという、のっけからカーペンターワールド炸裂な、むちゃくちゃな設定です。。。

ストーリーは、大統領専用機がテロにハイジャックされ、マンハッタン島に不時着し、囚人達に誘拐されてしまった大統領の奪還に、服役中の元特殊部隊員が向かうというものです。

こう書くとなんだか大作みたいですが、そこはB級の王道を行くジョン・カーペンター、全体につっこみどころが満載です。

主演で出てくるカート・ラッセルも、『ランボー』のスタローンと『ロマンシングストーン・秘宝の谷』のマイケル・ダグラスを足して2で割ってアイパッチをつけたみたいな、ベタな男くささが何とも・・・。

しかしこういうキャラは、男子中高生にウケたはずだ!と思い、ネットでこの映画を検索してみたら、やっぱり「昔このキャラにはまりました」と書かれている男性のHP、たくさんありました。

私的に感じる、「男子受けキャラ・黄金のセオリー」は、

・ 筋肉ムキムキ
・ 汗臭そうなタンクトップ
・ 無精ヒゲ
・ ぶっきらぼうで女に無関心(でもモテる)
・ 強い
・ 過去に傷がある

ってところです。
職場とかにいたら相当迷惑な気がしますが(^^;。

この映画、私は全然知らなかったけど、けっこうカルト的な人気のある映画みたいです。

悪役が乗っている車のフェンダーミラーの位置に、なぜか昔の純喫茶の壁にあるようなシャンデリアがついていて、ビジュアル的にかなり衝撃です。
クレイジーケンバンドに乗ってほしい。
by songsforthejetset | 2005-12-04 20:08 | 映画
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