人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「マリア・テレジアとマリー・アントワネット展」

行きたいな~と思っていたら、職場の先生からチケットをいただきました。
デジタルミュージアムって行くのがはじめてだったので、ちょっとわくわく。

会場に入ったら、予想通りお客さんはほぼ女性です。。。
意外にいろんなものがきていたので、しばし西欧の香りにひたることができました。
メインの展示品の他に、入れてあるケースとか、絵の額縁とかが何とも向こうにしかない味を醸し出してて、時の流れを感じさせてくれます。

可愛かったのは、子供が多かったマリア・テレジアが身近に飾っていた、細密肖像画を集めた額や、アモールとプシュケの模様のかぎ煙草入れ。
どっちも細かな手仕事で、エマイユ(西洋七宝)、金彩、小粒のパールで装飾が施してあって、持って帰りたい!(←犯罪です)って思いました。

あとこの時代は、日本の焼物が金と同じくらいに高価だったので、伊万里焼の蓋物が欠けないように、銀細工で縁取りをしていたのが、和洋折衷でとっても素敵だった。
こんなデザインで今も作ったらいいのにな。
ばらばらになってしまったいくつかの器を、銀細工で一つにまとめた燭台もあって、日本の焼物がほんとに大事にされていた様子が感じられて、なんだか嬉しかったです。

中でも聖シュテファン大寺院からの聖杯と、聖体顕示台がとっても綺麗だった。。。
よくこんなの持ってこれたなあって思ったけれど(さすが源吉兆庵スペシャルです・・・)、この後も東京とか巡回するのかな?
黄金に輝く中に、昔風のカットの宝石が埋め込まれているのが、いかにも宝物っぽくて素敵でした。

マリア・テレジアの部が終わって、アントワネットに移ると、なんだかとたんに「ベルバラ」っぽくなるのは、やはり監修・池田理代子だからなんでしょうか。。。
アントワネットの手の蝋型が、どきっとするほど生々しくて、まるで生きている人の手みたいだった。
少女のようにキレイな手だったので、よけい悲しい感じがしました。

5階のデジタルミュージアムの常設展にも行ったのですが、こちらは人気もなく、展示の内容も・・・でした。
TVでやっている、「田舎の第3セクターが作ってしまった完全なお金の無駄遣い」的な施設にしか見えないんですが。。。
そういうのが生で見れたことにはすごい感動しました。
テリー伊藤にも見せたいです。

1日のチケット売上げが1万円越えることとかあるのかな?
作った人は何考えて作ったんだろう?
改装して図書館にした方が市民の役に立つと思います。

でも5階のミュージアム横のカフェは、前面がガラス張りになっていて、すごく眺めがいい(岡山駅ホームビュー(笑))ので、また行ってみます♪
by songsforthejetset | 2006-08-14 00:53 | 芸術いろいろ
<< 終戦記念日 「パイレーツ・オブ・カリビアン」 >>