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歯科助手

今の職場が歯科なので、役に立つかなあと思って、4月から歯科助手の通信教育をはじめました。
新聞の広告で、そういう講座があることを知って、ちょっとやってみようかな?って思って。

通信教育のほうは無事修了して、一応その講座の最終目標とされている「歯科医療事務管理士技能認定試験」を、昨日提出したところです。
難しかった。。。

歯科助手は、歯医者さんの受付や予約をしたり、レセプトっていう診療報酬明細書の作成をしたり、診療の介助をしたり、診療室内の管理(器具の消毒や薬品の発注とか)をしたりする仕事です。
実際に自分が診療行為を行う仕事ではないので、免許や資格というのは特になくって、専門知識があるかどうかがポイントなのです。

歯科衛生士さんとの一番の違いは、「患者さまの口の中に手を入れることができるかできないか」です。
(ちなみに歯科衛生士さんには、学校に通って、免許をいただかないとなれません。)

最初に請求した資料に、「初めての方が5ヶ月でラクラク」ってありがちなキャッチフレーズが書いてあったけど、
(いや絶対そんなことはないはず・・・)
って思って申し込んで、届いた教材を開いたら、やっぱり!
むっちゃ難しい!!

実際にある程度知識がある人なら、ラクラクかもしれないけど、まずほとんどの人はテキスト見た時点で断念するのではないかと。。。

それもそのはず、教材と一緒に届いた資料によると、

過去1年の受講者数 7,215人

講座修了者数 2,265人

そのうち歯科医療事務管理士技能認定試験合格者 250人

っておい!全然ラクラクじゃないやん!
これを先に見せろ!!
・・・おそらくみんなそうつっこむでしょう。恐るべし○-CAN。

でもこれ見てかえってファイトがわきました。
壁は高いほうがやる気になるのです。

受講開始したら、教材が全部一括して届くので、「標準学習期間」とされている5ヶ月の間に、4回の添削課題を提出して、最終試験に合格したら無事講座修了です。
で歯科医療事務管理士技能認定試験を在宅で受験となります。
(5ヶ月すぎても、受講開始から1年間は、受講が可能です。あと在宅受験も。)

4月から学習スタートさせたのですが、ちょっとやったところで英検の勉強を始めてしまったので、とりあえず歯科助手の勉強は置いといて、英検が終わって7月末くらいからまた再開しました。

でもまた次の英検の勉強がしたいので、とりあえず早いとこ終わらせよう!と思ったので、本来テキスト1冊につき1ヶ月とされているところを1週間で終わらせて、課題も週一ペースで送って、無事8月末に最終試験に合格しました。
がんばった。。。
でも、ほんとすごい集中して勉強したので、楽しかったです。

私、家では勉強できないので、仕事の後に大学の図書館で勉強してたのですが、夏休みに入って開館時間が5時までになってしまって、すごい困った。
紫外線の強い時間帯に外に出なくてちょうどよかったのに。。。
しょうがないので県立図書館に通ってました。

講座の内容で主に重点が置かれているのは、「レセプトの作成」です。

お医者さんに行った時に、患者さまが窓口で支払うお金は、実際の診療費の何割かなのです。
残りのお金は、患者さまの入っている保険機関から支払われます。

その保険機関に、今月これだけのお金を請求します、って提出するのがレセプトです。
毎月1回、その患者さまに対して行った診療にかかった費用をまとめて算定します。

普通の病院ではコンピュータで作っているところがほとんどらしいのですが、講座では全部自分で計算して作成します。
これがまたすごいややこしいのです。。。

同じ治療をしても、その後の治療の流れで算定が全然変わってくるし、例外的な算定方法もいっぱいあるし、患者さまの年齢や保険の種類、診療の回数や時間帯とかも考えないといけません。
自分が実際診療の現場にいるわけではないし、教材に写真とかがのってないので、自分の中でイメージがつかめなくて、なかなか覚えにくかったです。

ただ私の場合、職場に歯医者さん用の専門誌とかがあるので、それで実際の症例写真とか、器具とかがどんなのか見ることができたので、勉強するのにすごく役に立ちました。

教授が古い雑誌を処分する時にも、
「欲しい人がいたらあげてもいいですか??」
(私なんですけど・・・)
ってお尋ねして、いただいて帰って勉強したりとか。

インレー除去後の根尖病巣ってこんなのなんだ!とか、過剰歯ってこんなふうに生えるんだ~とか、ガッターパーチャポイントってこんなのか・・・(名前がかっこいいので、すごい装置かと思ってた。)とか、光CR充ってこんなふうにするんだ!とか、読んでてすごくおもしろいです。

勉強して、やっぱりすごい役に立ってます。
何より仕事がより楽しくできるようになった気がして、嬉しい。

私が働いているのは口腔外科なので、一般の歯医者さんではあまり扱わない症例がほとんどです。
そういうのは、さすがに歯科助手講座の知識ではカバーできないのですが、一般歯科の基本的なことならわかるので、先生たちの話とかも聞いてて面白かったりします。

自分の職場でやってることには興味があるし、せっかく専門性の高い職場にいるので、なにか自分も勉強しておきたいと思ってはじめた勉強なんですが、実際歯は大切にしないといけないってことがほんとよくわかりました。

怖くて何年も歯医者にずっと行ってなかったのですが、行って治療していただいたりとか。
歯髄炎かも?!って思ってたら、単なる知覚過敏でした。よかった。。

歯医者さんでは、チェアーや器具の実物が見れてすごい楽しいです。
知覚過敏用の薬をぬってくださったので、
「それってサホライドですか??」
って訊ねてみたり。
(実際はコート剤でしたが。)

講座修了後、歯科医療事務管理士技能認定試験を在宅で受験できるのです。
在宅ってところで完全になめてましたが、とんでもなかった!!
もともと資料を参照して作成するものなので、受験の場所はあんまり関係ないのです。
そして在宅受験を許可するくらい難しいのです。。

指定された日に自宅に問題とカルテ例が送られてきて、5日以内に回答と作成したレセプトを送り返します。
私の場合、アメリカから帰ってくる日が問題の到着日だったので、帰国するなり時差ボケの頭でなんとか問題とレセプトを作成。。。
難しいことこの上なくって、何を調べてもわからなかった算定方法については、ついに職場の先生たちにお聞きしました。
そしたらすぐ教えてくださって、さすが歯科医!って感動しました。頼れる。。

で図書館で完全に清書して、郵便局で送る前にちょっと見返したら、単純ミスが見つかってあせりました。
見直してよかった。。。

1ヶ月くらいで発表だそうですが、どうかな~。
自信はないけど、受かっていたらラッキーです。とりあえず終わって一安心。。
by songsforthejetset | 2006-09-28 00:05 | お勉強
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