仕事の後で携帯をみたら、カフェで働くお友達からメールが。
なんでも今から業者の方が来てパンフレット用の写真を撮るので、もし店内風景として人が必要だったら、サクラで写ってほしいとのことでした。 ほいほい。 とりあえず業者さんが来られないと、人が必要かどうかわからないそうなので、雑誌を読んだり、お友達と話をしながら待ってました。 BRUTUSの4/15号が、ダ・ヴィンチの「受胎告知」日本公開にあわせた、キリスト教美術の図像解説特集だったので、そんな特集が普通の雑誌でされることにちょっと感動しながら読んでいました。 そしたらお客さんがやってきて、どうやらご近所の常連さんみたいでしたが、その方の声が自分にとってはすごく”嫌な声"でした。 もともとの声質が嫌っていう意味じゃないですよ。 声はその人が持っている音楽だと思うのですが、そこから伝わってくるものがダメだった。 またそういう人ほど声でっかいし。 おえ~。 って思いながら雑誌を読んでましたが、全然頭に入ってきません。 程なく帰って行かれたので、は~よかった。。 入れ替わりに、業者さんが到着されました。 一声聴いて、めっちゃいい声で感動。 絶対この人にまかせたら大丈夫!な声でした。 私はカウンターで雑誌を読みながら、後ろで打ち合わせをしている業者さんの声だけ聴いてたので、お顔は全く拝見してません。 でも人柄も美的感覚も優れてる方だっていうのが、声を聴いていたらものすごく伝わってきて、は~この人はすごいな~。。って思いながら聴いてました。 今まで全然頭に入らなかった雑誌の内容が、その人の声といっしょだと、すっと入ってくるのです。 フラ・アンジェリコの「受胎告知」の天使が着ている服の清潔で美しいドレープの線とか、ロセッティの天使が捧げ持つ百合の花の美しさだとか、ダ・ヴィンチの「受胎告知」の背景の遠く霞んだ風景の輝きみたいなものが、その人の声の中にもあったからです。 すごい癒された。 テラス席の撮影だったのですが、もう暗くなってきたということもあり、また撮影は後日ってことでした。 結局最後まで、お顔は拝見せずじまいでした。 こんな声の方と、顔を合わせられるような自分ではないなあって。 最近自分をふりかえって反省することが多いのです。。 きっといいパンフできると思います!
by songsforthejetset
| 2007-04-13 07:10
| つれづれ
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