遅くなりましたが、昨年12/8~12/23に開催された、pieniでの個展のご報告をアップします。 これは会期中ずっと飾っていたお花。 今回はクリスマスシーズンということもあって、なんだか華やかな気分ですごせた個展期間でした。 特別なことがたくさん待っている、年末の雰囲気っていいですね。 タイトルは"Sparkling Season"。 華やかな年末を彩るいろいろな場面に役立ってほしいと思うデザインのものや、冬の暗くなりがちなコーディネートの中で輝きを放ってくれるようなものを意識してつくりました。 キラキラするスワロフスキーや、きれいな色の天然石、クロスやメダイ(聖人の肖像や紋章などを刻印したメダル)などのキリスト教のモチーフをたくさんつかいました。 どれも今まで使ってみたいと思っていたものです。 今回それほど点数が作れなかったことと、個展も2回目ということで不安もあったのですが、また皆さんから好評をいただいて、ほんとに嬉しかったです!! 特に以前買ってくださった方がまた買ってくださる、ということが多かったのも、すごい幸せを感じました。 何が嬉しいといって、私がつくったアクセサリーをつけてくださった方が、すごくきれいに見える瞬間が、一番嬉しい時です。 特に、他の方がつけても、どこかしっくりこないアクセサリーが、この方のためにある!というくらい、お1人にだけ似合ってしまった時など、ほんとうに感動してしまいます。 アクセサリーって、その方を引き立てて、いいところを引き出すものだと思うのです。 その方に合った色や輝きを加えるだけで、ご本人の内面も輝きはじめるのが、見ていてわかるのです。 そういったことのお手伝いができるのが、ほんとうに嬉しい。 あと、いろんな奇跡のような出来事も、いっぱい起きました! ずっとお会いしてみたいと思っていた方が偶然いらっしゃったり、友達同士がつながったり、ずっと会っていなかった方と偶然お会いできたり、またいろんな方たちとお知り合いになれたり、取材を受けたり。。 ひでみんさんによると、pieniはそういった不思議なことがよく起こる場所なのだそうです。 ほんと、作品を発表するたびに、嬉しいご縁が増えていくのを感じます。 今回、キリスト教の「不思議のメダイ」のデザインのメダイを使った作品をいくつかつくりました。 「不思議のメダイ」は、1830年のパリで、修道女カタリナ・ラブレのもとに聖母マリアが現れ、そのお告げにしたがってつくられたメダイのことです。 そのメダイを身につけて祈る人に、多くの奇跡が行われたことから、「不思議のメダイ」として知られるようになったそうです。 (「不思議のメダイ」の詳しい説明はこちら → http://barbiel.com/ritem/fmedai1.html ) そうしたら、来てくださったお客様の中に、以前パリの不思議のメダイ教会に旅行された方がいらっしゃって、その時本物の「不思議のメダイ」をたまたま持たれていて、ひでみんさんと私に下さったんです! 2人とも超感動!! 私たちのお願いかなっちゃうよ~!って私が小躍りしたのは言うまでもありません(笑)。 私はキリスト教に関しては、大学がカソリックだったのと、西洋美術関係で関心を持っているくらいの知識しかありませんが、こういったモチーフは大好きです。 祈る心というものが、国や宗教は違えど、美しいものだと感じるからかもしれません。 卒論もキリスト教の図像学だったので、そういったことも、制作に反映されている気がします。 お気に入りの作品をいくつか。 "フローライトとゴシッククロスのネックレス"。 フローライトの青い透明な光は、シャガールの礼拝堂のステンドグラスのイメージです。 聖性を感じさせる光なので、シルバーのクロスと組み合わせました。 後ろをとりはずしたら、短めのネックレスとブレスレットになります。 おそろいで、ピアスもつくりました。 つけたらこんな感じです。 "薔薇色のハウライトのロザリオ" ロザリオは、信者の方がお祈りの数を数える時に使うもので、首にかけるものではないそうです。 でも、デザインがとても美しいので、ロザリオ風のネックレスをいくつかつくってみました。 このロザリオのみ、お祈りに使う正規の珠数でつくっています。 カジュアルな服装にも、よく似合います。 "ルルドの聖母のメダイとアクアマリンのネックレス" 病気やけがを治すルルドの泉の発見にまつわる、聖母出現の奇跡を描いたメダルです。 美しい水の流れを感じさせる、透明なアクアマリンと組み合わせました。 "petit cross" 小さなシルバーの十字架と、小さな淡水バールを組み合わせた、清楚な感じのネックレス。 "「サン・シストの聖母」の天使のメダイのネックレス" ドレスデンの国立絵画館にある、ラファエロの「サン・シストの聖母」に描かれている天使です。 見上げる先には、幼いイエスを抱いた聖母マリアが描かれています。 "しずく型のスワロフスキーとパールのネックレス" キラキラと輝くスワロフスキー(クリスタルムーンライト)と淡水パールを組み合わせました。 ドレスアップしたパーティーにも、ジーンズにセーターにも、どっちでも似合うようにつくりました。 お魚のチャームを使った"Ichtus"。 淡水パール、ガーネット、シェル、チェコビーズをあしらっています。 キリスト教が迫害されていた頃、信者たちはキリストをあらわすシンボルとして、魚を描きました。 聖母マリアの色、赤と青の石と組み合わせてつくりました。 シェルをつかった"月の輝く夜に"。 黄色い"full moon"は、アクアマリンとスワロフスキー(ホワイトオパール)で、月光の降りそそぐ夜を、 ダークな"new moon"は、2種類のスワロフスキー(クリスタル、ゴールドシャドー)で、暗い夜に新しく生まれる光をイメージしました。 これは"Butterfly of Heaven"、楽園の蝶をイメージしてつくりました。 リボンをきっちり結んでチョーカーに、またルーズに結べばタートルネックのセーターにも合わせていただけます。 リボンを使ったシリーズ、いくつかつくりました。 可愛いし、長さが調節できるし、金属アレルギーの方にも安心なのです。 ひと粒のスワロフスキーが可愛いチョーカー"Princess"。 上はスワロフスキー(ミントアラバスター)とシェルの、普通のネックレスバージョン。 下はスワロフスキー(バーガンディー)と淡水パールの、リボンバージョン。 ほかにもいっぱいつくったのです。。 こんな感じの、今回の個展でした。 あと、とっても嬉しいお話です! 私の作品、pieniで普段も取り扱っていただけることになりました! (ひでみんさん、ありがとう!!) そんなに点数は多くありませんが、作品を置かせていただけるので、お近くにいらした際にチラッと見ていただけたらうれしいです。 ※ なにかイベントがある際や、他の方の個展の時は、展示されていませんので、ご注意を。 なので、その時々の季節にあわせて、作品もつくっていこうと思います。 わたしの趣向も、どんどん変わっていくと思うので、きまぐれにいろんな作品ができあがるかもしれません。 これから何をつくろうか考えていると、楽しくなってきます♪ 個展期間中にいらしてくださった皆様、お世話になった皆様、pieniのひでみんさん、ほんとにありがとうございました!! またがんばっていきます。 これからもよろしくお願いします。
by songsforthejetset
| 2008-01-14 11:55
| アクセサリー・Lumiere
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