人気ブログランキング | 話題のタグを見る

未来への希望


7日は旧暦のお正月でしたね。
そのせいもあるのか、なんだかその日のキーワードは、「未来への希望」でした。

私が働く研究室には、20代前半の若い先生から、50代前半のベテランの先生まで、20数名の先生がいらっしゃいます。
いちばん若いのは、大学院生と研修医の先生たち。

20代の多感な時期を、肉体的にも精神的にも厳しい医療の世界に、朝から晩まで拘束されているので、悩みもそれぞれに抱えています。
だけど、ひとりひとりと向き合ったとき、みんな輝くような個性を持っているのです。

ある若い先生の相談を聞いていたら、たまたまその現場に医局長のN先生がやってこられました。

N先生は、若い先生たちから絶大な人気がある先生です。
女子にも男子にもファンが多く、臨床の現場での高い技術には、たくさんの若い先生が感嘆と憧れをもっているのです。
男気があって硬派なところが、人気がある所以なのだと思います。

この時も、空気を察してすぐ席を外してくださったので、後で、すみませんでしたってお伝えして、

「若い人がたくさんいたら、悩みもたくさんありますね。」
ってお話したら、
「若い人の悩みはいいですよ。若い人の悩みには、その先に希望がほの見えるでしょう。年取った人の悩みには、その先に絶望しかないこともありますからね(笑)。」

っておっしゃったので、その経験を感じさせる言葉に、私も、ほんとそうですね!!って納得でした。

若いって、悩みですらも、「その先にある未来」を感じさせるということなのだなあって思いました。

7日は仕事の後、ひでみんさんにお誘いいただいて、中国デザイン専門学校(C-DEC)のファッションショーに行ってきました。
服飾専門課程のファッションデザイン科と、デニムジーンズ科の学生さんが、1年をかけて制作する舞台です。
衣装の制作はもちろん、舞台の演出もすべて学生さんたちの手で行われるのが、習わしになっているのだそうです。

市民会館のステージには、ちゃんとランウェイもつくられています!

ショーのタイトルは、「TRANSMITTER」。

近未来のサイバーな世界、デジタルな装備に身を包んだ人造人間たちが蠢くオープニングから、ショーははじまりました。

続いてポップなもの、エスニックなもの、ゴシックマスキュリン・・と、それぞれのグループがひとつのテーマのもとに、10分ほどのステージをつくりあげています。
完成度が想像以上に高くて、びっくり!!

途中のグランジ風マリンのと、ロマンティックなステージがよかった。

ロマンティックなステージは、夏の夜の森でランプを手に遊ぶ、パステルカラーの薄絹をまとった男の子と女の子のイメージでした。

未来への希望_c0089310_1282540.jpgジョン・シンガー・サージェントの"Carnation, Lily, Lily, Rose"を思い出しました。

カーネーション、リリー、リリー、ローズって、すてきなタイトルですね。
サージェント大好きですが、この絵は特に好き。
ロンドンのテート・ギャラリーにあります。


モデルは学生の中から選んでいるそうなのですが、女の子の若さではじけそうな身体つきがまぶしかったです。。
「ひなぎく」に出てきそうなボブカットの女の子、可愛かった!

男の子も、モデルっぽい子を上手に選んでいました。
以前pieniでいっしょにお留守番をしたYくんも出演していて、まるでパリコレのモデルみたいだったです!
いちばん似合っていたのが、ゴシック調の黒のドレスで、とってもファンタスティックでした。

ランウェイの歩き方もみんなちゃんと練習していて、ポーズのキメ方もかっこよかった。
若いっていいなあ。

最後、ミスチルの曲にのって、それぞれのグループの写真が投影されました。
"向かい風を翼にして、春の空に高く舞い上がれたら"
っていう歌詞の曲で、すごくよかったのだけど、曲名がわからなくて残念。
どなたかピンときた方は、曲名教えてください(笑)。

未来への希望_c0089310_158752.jpgこれは通勤途中の桜並木。
咲いたらとっても綺麗なのです。

まだまだ寒いけど、春はすぐそこ。
桜のつぼみももうスタンバイ中。

冬が過ぎたらすぐ桜の季節です。
春よこい♪
by songsforthejetset | 2008-02-09 02:04 | つれづれ
<< つながっている幸せ 雪景色の音楽 >>