セレンディピティは、「思いがけない幸運を偶然発見する能力」のこと。 シンクロニシティは、「意味のある偶然の一致」のこと。 最近わたしが特に実感することが多い言葉です。 なんだか最近、いろんな偶然の一致というか、思ってたことが現実になったり、「現実」と「思い」の間のつながりを感じる、不思議なことが多いのです。 ☆ 先日知人から、あるおすすめの本のお話をお聴きしました。 その時には著者名とタイトルがわからないまま、内容だけお聴きして、読んでみたいなあって思っていました。 2日後、入ったカフェで、なんだか気になる本をみつけました。 読んでみたら、まさに知人が話していた内容の本でした。 確認してみたら、やっぱり当たっていた。 2年前に出版された本で、いま話題の本というわけでもありません。 カフェでもたまたま置いてみたとのこと。 必要なものにはめぐりあうようになっているのだなあって思いました。 ☆ 子ネコを大雨の中で助けたこと、前の日記で書きました。 そうしたら、仲良しの研究室の先生Uちゃんも、同時刻に人助けをしてたんだそうです。 たまたま行った場所で事故の場面に遭遇し、大雨の中、お友達といっしょに交通整理をしたり、救急車を呼んだりしていたんだそうです。 もちろん私と同じくずぶぬれに(笑)。 仲良くしている人が、同じ時に、同じように誰かを助けるようなことをしていたって、なんだか不思議なつながりを感じました。 ☆ 昨日、朝からなぜか、映画「ファンダンゴ」の中の音楽が、頭の中でずっと流れていました。 「ファンダンゴ」は、高校生のころ友達と映画館で観て、大感動した思い出の映画です。 自由で破天荒な、若者達のロード・ムービー。 せつなさが残る名作です。 ケビン・コスナーの長編デビュー作で、わたしにはこの映画のケビン・コスナーが、いちばん印象深いのです。 その中でかかる音楽が、なぜか昨日は頭からずっと離れなかった。 田舎町の人たちが開いてくれた、美しく心温まる結婚式。 流れるのは、パット・メセニーの"It's for you"。 http://jp.youtube.com/watch?v=Wb1QDI9Ohk0 この映画の、夏の夜の結婚式のシーンにぴったりで、だいすきな曲です。 昨日、家に帰る前に図書館によって本を読んでいたら、お向かいに座っていた方から、いきなり名前を呼ばれてびっくり! 4年前に、知人のコンサートがご縁でお会いしたことがあった方でした。 その方は大のパット・メセニーファンで、お互い好きな曲の話で盛り上がったのを思い出しました。 その方だってわかった瞬間、今日ずっと頭で流れていたパット・メセニーの理由はこれか!ってパズルがはまった気がしました。 お世話になったのに、その後ご挨拶もしないままお会いしていなかった方だったので、ずっと気にはなっていたのです。 お会いしてご挨拶ができて、ほんとによかった。 ☆ 神戸女学院大学教授で、本もたくさん書いていらっしゃって、武道家でもある内田樹先生。 その先生とも親しくて、同じく神戸女学院大学の客員教授をなさっている、古武術の甲野善紀先生。 わたしは武術やダンスなどの身体躁法にすごく興味があるので、いつか実際の講演をお聴きしてみたいと思っている方お2人です。 先日、制作の依頼をしてくださった知人とお話していたら、なんとそのお2人と最近いっしょに対談をなさった、池上六朗先生のセミナーを受講されていました! 元は外洋航路の船乗りをされていた池上先生。 その経験から「三軸修正法」という、人間の体を全く違った視点からとらえて痛みを治す治療法を考えられた方だそうです。 興味深いお話をたくさん聴かせていただきました。 図書館で、その池上先生の本をお借りして読んでみたら、目からうろこの考え方がたくさん。 健康法(?)のジャンルに入る本だと思いますが、物理学+哲学+SFファンタジーみたいな感じなのです。 池田清彦先生の本とか哲学の本を読んだ影響か、理解しやすいような気がします。 その中で、ニュートンの万有引力について、興味深いことが書かれていました。 どんなモノでも、モノが存在すれば、その回りにはある種の緊張状態が存在しているのだそうです。 その緊張状態は、なんでもかんでも引き寄せるというもの。 地球のように質量が大きいものほど、引き寄せる力も強くなります。 「このような性質を持ったモノとモノとが、お互いに作用しあっている様子、あるいは傾向を、「ニュートンは『万有引力の法則』という一編の詩にして、私たちに示唆しているのだな」と思えば、学問的には少々おかしくても、モノとモノがお互いに引き合っているというコトにロマンを感じることができて、そこから生まれる解釈が、地球とヒト、ヒトとヒト、モノとヒト、等の関係から、新たなコトを見出す手がかりを与えてくれるかもしれません。」 万有引力という言葉の解釈についても、こう書かれています。 "宇宙間で起こるすべてのコトは、さまざまな因縁によって生じ、また、その変化は現象を離れた永遠のデキゴトではなく、条件次第で、いつも揺れ動いているコトを特色とする相互作用" "宇宙(天地四方、古往今来)という立体的な広がりと、時間の経過の中で、すべてのモノがお互いに引き合う、相互作用と相互関係の広がり" これを読んで、なんだか最近いろいろなことにご縁を感じることが多いのも、こういったことなのかもしれないなあって、妙に腑に落ちたのです。 そして、この本のはしがきにはこう書いてありました。 「まさに、この本は、ご縁と、セレンディピティーと、シンクロニシティーの産物で、その標本のようなモノです。」 私の最近のキーワードがぜんぶ入ってる。。 きっと何かに興味を持っていたら、そこに万有引力が生まれて、セレンディピティやシンクロニシティが起こるのでしょうね。 なんかまた引き寄せた感があった今日の午後でした。
by songsforthejetset
| 2008-07-30 23:41
| 幸せのヒント
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