マイミクつんこさんの日記を読んでいて、とっても素敵な言葉にめぐりあったのでご紹介します。 あなたは、なぜ勉強する(あるいは勉強しない)のだろう? そこにどんな価値や意味があるのだろう? それは、 「「知」とは、あなたの周りの人の苦しみを取り除いたり和らげたりするためのものである」 ということです。 http://aktiba.shiga-saku.net/e126329.html すごい!! そんな考え方もあったんだって思いました。 自分の家族や友達、たいせつな人を守ること。 それは間違いなく最も大事な理由だと思う。 わたしが勉強が好きな理由には、それもあるのかなあって思った。 わたしは元々人をあまり頼らないほうで、それがいいところでもあり悪いところでもあったりします。 最近ちょっとずつ「人に甘える」ことができるようになっている気がして、それはそれでとっても嬉しい。 弱い自分を認められるようになって、弱いところやダメなところも出せるようになってきた気がしています。 だけど無意識のうちに、いろんなことを自分で解決できる自分であろうとしている気がします。 いろいろ大変なことが多かったから、自分がしっかりしなきゃという気持ちがあって、そこはきっと変わらないのだと思う。 それが勉強するということにつながっているのかも。 何かあっても自分で解決したり、自分のたいせつな人に何かあったときに、最善の解決策を探すこと。 それには絶対に知識が必要になってくる。 勉強には危機管理という側面もあるのですね。 いろんなことを知るのが好き。 これは子供の頃からそう。 小さい頃から本を読むのが大好きだった。 わたしを可愛がってくれた祖父が、勉強熱心で物知りで、手先が器用でいろいろ発明したり研究したりするのが好きだった。 おばあちゃんによると、わたしは祖父に似ているみたい。 だけど中高では絵ばかり描いていたので、学校の勉強はあまりしたことがなかったです。 国語と英語はなぜか勉強しないでできたし、他の教科も普通の成績だったので、勉強するという習慣がなかった。 唯一がんばったのは数学だったけど、嫌いだったからがんばっても全然できませんでした。。 今思えばあの時絵に一生懸命になっていなくて、ちゃんと勉強して普通の大学を受験してたら、けっこういいとこまで行ってたかもと思ったりします。。 何年か前に、資格や英検のための勉強をしたときに、なんだ!わたし勉強やったらできるんじゃん。って、新しい発見でした。 だけどほんとに好きなのは、何かのために勉強することではなくて、ただ「知ること」なんだと思います。 知らなかったことを知るのは楽しい。 本を読むのも講演会に行くのも好き。 大学でも、先生や看護師さん対象の勉強会に、ときどき参加させていただいています。 摂食嚥下や栄養管理、緩和ケアやいろいろな研究のお話など、わからない話ももちろんありますが、とっても楽しい。 いままで知らなかった話が聴けて、違った視点に気づかされたり、専門の方たちとは別の新しい発見をさせていただいていると思います。 「専門の人が聴くんならわかるけど、普段役に立つことでもないのに、何のために?」 って聞かれることもあるのですが、「何のため」って別にないんですよね。 目の前にやってくる「勉強の機会」が貴重だと思うから、なるべく参加したいというだけで。。 なかなか「授業」って受ける機会ないでしょう?? 呼吸するように、知識を自分に取り入れることが好き。 取り入れた知識を、前向きな未来に生かすことが好き。 自分の生活に直接役に立つ知識と、そうでないものとあると思いますが、結局、知識はすべて、役に立つものなのだと思います。 全然違う分野に応用することもできるし。 毎日の食物が、知らないうちに栄養になって「体」をつくっているように、わたしたちは知識を吸収することで「自分自身」を作っているのだと思います。 そしてそれが、そうとは意識しなくても、毎日の生活を形作っているのだと思うのです。 自分やたいせつな人を守ることにもつながるのだと思う。 小指の爪は、昨日食べた卵焼きかも。 髪の毛は、おととい食べたチーズのピザとえびの大葉巻きかも。 脳の中には、毎日飲んでいる野菜ジュースがきっと入ってる。 それと同じように、 昨日へこんでいる知人にメールした言葉は、以前病院の講演会の中で聴いたもの。 おととい友達の恋愛相談にのったときの言葉の中には、3年前に読んだ本の一節が入っている。 いまのこの文章の中にも、以前に読んだ本や新聞、雑誌、講演会、いろんな人の言葉やいろんな知識が入っている。 すべて、その知識を得たときには、こういった形で役に立つとは全然思わなかったこと。 以前テーブルコーディネートを習っていた時の素敵な先生が、 「知っていて無駄になる知識はひとつもないのよ。」 っておっしゃっていたけど、本当だと思う。 知識を得ることで、いろんな可能性が広がる。 そしてそれは、時に他の人の役にも立ったりする。 図書館に行っていつも思うけど、本は読めば読むほど、まだ読んでいない本が増えていきます。 旅行に行ったら思うけど、旅をすればするほど、まだ行ったことのない土地ばかりなんだって気づきます。 知識も知れば知るほど、まだ自分は何もわかっていなかったのだって気づかされます。 自分の外の世界の広がりを知れば知るほど、自分の世界の小ささがよくわかってきます。 そして自分が何が好きで、自分の外の世界とどう関わっていきたいのか、自分に何がたいせつなのか、そんなことも見えてくるのだと思います。 大学の時、授業で聴いた言葉で、いちばん印象に残っていて、ずっと自分の中にある言葉があります。 「生きるべき"なぜ"whyを知る者は、ほとんどすべての"いかに"howに耐えることができる」 当時の学長でいらっしゃった、渡辺和子先生の授業の中で紹介された言葉。 誰の言葉かは忘れてしまっていたけど、調べてみたらニーチェでした。 なぜ生きるのか、それは「よりよく生きるため」。 よりよく生きるということは、 自分や周りの人をたいせつにして、未来へ向けて努力すろということだと思う。 そこには、"いかに"how、を実行するための知識が必要になってくるのだと思います。 授業でもうひとつ、印象に残っている渡辺先生の言葉があります。 「習ったことは忘れてもいいのです。大事なのは、どこを探せば"答え"を見つけられるかがわかっていること。」 わたしはよく忘れるけど、探すのは得意(^-^)。 探すことができるのも、また知識なのだと思います。 知るということ。 そしてそれを、自分と他の人の幸せのために生かすこと。 勉強はとても個人的な作業ながら、それを生かすことで「みんなが幸せになる」ということにつながっていくものだと思います。 いまいろんな勉強の機会に恵まれていることに感謝して、それをよりよく生かす方向に向かって行きたいです☆
by songsforthejetset
| 2008-08-23 21:59
| お勉強
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