昨日TVで「ハウルの動く城」をやっていました。 ※ ストーリーの結末を書いてますので、これから見る方はご注意を。 この作品大好きで、放送されると必ずみています。 見るたびに違う意味が見つかるような気がする。 冒頭の、ハウルに出会ったソフィーが、ハウルに助けられて空を飛ぶ(歩く?)ところ。 こことっても好きなシーンです。 今まで普通の生活を送っていた街並みも、空から見たらまったく違って見える。 ソフィーはハウルに助けられますが、追われていたハウルもソフィーの存在に助けられたのでした。 その後荒地の魔女におばあさんに変えられてしまい、ハウルの城に無理矢理ころがりこんだソフィー。 ハウルの言うことしか聞かないはずの火の悪魔カルシファーをつかいこなすソフィーを、ハウルも認め、お城に住むことになります。 ハウルは街の女の子たちにモテモテですが、ほんとは臆病で、落ち込むとドロドロに溶けてしまうナルシスト(笑)。 "わがままで乱暴で、何を考えているかわからない" と言いながらも、そんなハウルを助けるうち、惹かれていくソフィーなのでした。 ソフィー、ときめいている時は若返るのがかわいい。 ハウルもそんなソフィーにだんだん心を許していきます。 「ソフィーがいると思うから行けたんだ。あんな怖い人のところへひとりで行けるもんか。」 この言葉すごく好き。 わたしは木村拓哉さんのハウルの声、とっても好き。 低くもなく高くもないアルトの声で、聞いていてすごく気持ちがいいです。 最初の出会いのときと同じように、ハウルもソフィーを助け、ソフィーもハウルを助けて、だんだんと絆が深まっていく。 無理な戦いを続けると、ハウルはだんだんと怪物になっていってしまいます。 そんなハウルを心配するソフィー。 逃げましょう、と言うソフィーに、 「なぜ?僕はもうじゅうぶん逃げた。 ようやく守らないといけないものができたんだ。君だ。」 と言い残して、戦いに行ってしまうハウル。 でも、 「あの人は弱虫がいいの。」 と言って、最終的にはハウルも、周りの人も、すべての問題を解決してしまい、無事ハウルと結ばれるソフィーなのでした。 めでたしめでたし。 この作品、実はとても古風な男女の形を描いている感じがします。 だから何だか安心して見ていられる。 髪型とか、だんだんとソフィーがハウルに似てくるのは、何か意味があるのかな? 宮崎監督の作品のヒロインは、年齢に関係なく、常に母親を感じさせる気がします。 監督にとって、女性=母親なんだろうなあって、いつも思います。 そしてヒロインは強くて、いつも違う世界に勇敢に飛び込んでいく気がする。 きっかけは大きな変化だったり、誰かを好きになることだったりするけど、果敢に自分の世界を変えていく。 立ちはだかる困難を、力ではなく愛情で解決していき、人と人とを結びつける。 ハウルもそうですが、宮崎監督の作品には、「もともと家族でない人同士の家族的なつながり」を描いたものが多い気がします。 きっと監督にとっての"家族の形"というのはそういうところにあるのだろうなって思いました。 先日のプロフェッショナルの中でも、監督の少年時代があまり幸せではなかったことが紹介されていましたが、そういったことも影響しているのかもと思います。 この「ハウルの動く城」を見るたびに、モンゴメリの「青い城」という小説を思い出します。 家で肩身のせまい思いをしていた主人公が、自分の病気をきっかけに家を飛び出して、ならず者と思われている男性の家で一緒に暮らし始め、自分の世界を変えていくというお話です。 読んだのが大学の時なのですが、とても印象に残っている作品でした。 ハウルの中で描かれているロマンスの形がお好きな方は、こちらも面白いかも☆
by songsforthejetset
| 2008-10-04 23:05
| 映画
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